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「Google Domains」提供終了へ Squarespace社に事業売却
ドメインや顧客の管理はSquarespace社に移転される。規制当局の承認は2023年後半に完了する見込み。
米Googleは6月15日(米国時間)、ドメイン登録サービス「Google Domains」の提供を終了すると発表した。事業を米Squarespaceに売却する。同社は約1000万個のドメインを含む関連の資産をGoogleから引き継ぐ。
事業の譲渡により、Google Domainsのユーザーが直ちに対応を行う必要はないという。現地の規制当局から事業売却が承認され次第、ドメインや顧客の管理をSquarespace社に移転する。規制当局の承認は2023年後半に完了する見込み。
Google Domainsのヘルプサイトによれば、当面はGoogle Domains経由で引き続きドメインを管理できるが、移行期間を経てSquarespaceアカウントでの管理に移行することになる。Googleは「可能な限りシームレスに行えるようにする」としている。
ドメインの更新価格について、Squarespaceは事業の移転完了から少なくとも12カ月間は現在の価格を尊重するとしている。
Google Domainsは2014年にβ版としてスタート。2015年にパブリックβ版に移行し、2022年には正式版として提供を始めていた(Googleは提供サービスを長期間にわたりβ版とする慣習がある)。
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