細長いけど“Twitter専用”じゃない! 超小型PCと相性の良いモバイルディスプレイ「DomyFan」を試す(2/3 ページ)
海外クラウドファンディングサイトで出資を募っていた12.3型の細長いモバイルディスプレイ『DomyFan』が届いた。国内でもグリーンファンディングで入手できる本機をひと足早くレビューする。
個人的に「買いだな」と感じたのは、搭載しているポートの豊富さと、その位置にある。内訳はUSB 3.1対応のUSB Type-C×2基、ミニHDMI×1基、USB 2.0対応USB Type-A×2基だ。USB Type-Cポートは2基のうち、片方をPCと接続して映像や音声信号を入力し、もう片方を電源に接続してPCへのパススルー給電(最大60W)を行える。
DomyFanのポートはハブ機能を持っているため、2つのUSB Type-AポートにUSBフラッシュメモリや外付けSSDなどのストレージを接続したり、キーボードやマウスといった周辺機器を複数つなげられる。
ポート類の位置も独特だ。通常、モバイルディスプレイでは左側面または右側面にポート類を搭載しているが、本機は背面に並んでいる。メーカーが「Invisible Cable Design」(隠しケーブルデザイン)と呼ぶこのスタイルは、見た目をすっきりさせ、細長いディスプレイの脇に、さらにケーブルのコネクターが飛び出てじゃまになるのを防ぐ効果がある。
筆者はモバイルディスプレイをPCの左側に置くが、ポートが背面に配置されていると左右どちらでも使いやすい。背面左側のブロックから中央に向けてポートが開口しているので、どちらかといえば左置きに適していると感じる。
付属スタンドの柔軟性も良いポイントとして挙げておきたい。背面中央にVESAマウント規格に対応した穴(しかも100×100、75×75、50×50mmをサポート ※VESAには他のサイズも規定されているので)があり、その出っ張りを利用してスタンドを差し込めるようになっているが、この差し込み口が3方向に搭載されている。スイッチのある側を上にした横置きスタイルや、左や右の縦置きスタイルなど自由自在だ
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