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片手で持てる外付けGPUボックス「GPD G1」を試してきた(2/2 ページ)

天空が、中国GPD TechnologyのUSB4/OCuLink対応の外付けGPUボックス「GPD G1」を国内に投入する。先行予約価格は税込み10万4300円となっている。

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ポータブルゲーミングPCだけでなくビジネス向けノートPCにも有用

 GPD G1にはUSB4対応ケーブルのみ付属し、OCuLinkケーブルはオプションとなる。GPDのWebページには、OCuLinkケーブルとM.2 SSDスロットに装着するアダプターがセットになったものと、PCI Expressスロットに装着するアダプターの2種類が用意されているが、天空で扱うのは前者のみとなる。価格は単体で8800円、GPD G1とのセットで11万5600円(8月31日までの先行予約価格は11万1100円)だ。

GPD G1 GPUボックス Oculink USB4 Thunderbolt AMD Radeon RX 7600M XT
GPDのWebページにあるOCuLinkアダプター情報。日本では左のM.2 SSDアダプターが提供される
GPD G1 GPUボックス Oculink USB4 Thunderbolt AMD Radeon RX 7600M XT
GPD WIN Max 2では底面にあるSSDスロットにM.2 SSDアダプターを挿すことでOCuLinkケーブルを接続できる

 ちなみに、Radeon RX 7600M XTを内蔵したGPD G1の性能はどの程度なのだろうか。天空では、2020年に発売された13.3型軽量PC「dynabook VZ/HP」(第11世代Core i7-1165G7)で「ファイナルファンタジーXIVベンチマーク」を実行したところ、CPU内蔵GPU(Intel Iris Xe Graphics)の約2.85倍にあたるスコアになったという。

GPD G1 GPUボックス Oculink USB4 Thunderbolt AMD Radeon RX 7600M XT
旧世代のモバイルPCにGPD G1を接続してテストしたところ、スコアが大きく向上した
GPD G1 GPUボックス Oculink USB4 Thunderbolt AMD Radeon RX 7600M XT
dynabook VZ/HP(右)にGPD G1をUSB4ケーブルで接続し、大画面TVでファイナルファンタジーXIVベンチマークを実行しているところ

 発表会で実際にテストを行ったところ、dynabook VZ/HPは盛大に冷却ファンが回転し耳障りな風切り音が発生したが、GPD G1は一般的なノートPCのアイドル状態に近いほど静かだった。

 天空の山田拓郎代表取締役は、「OCuLinkに対応していなくても、USB4やThunderbolt 3/4」端子を備えたビジネス向けノートPCでもゲームを楽しむことができるようになる。ドッキングステーションとしても有用だ」とアピールした。

GPD G1 GPUボックス Oculink USB4 Thunderbolt AMD Radeon RX 7600M XT
GeForce RTX 4090 Laptop GPU(グラフィックスメモリは16GB)を備えたASUS JAPANの「ROG XG Mobile」と、GPD G1を比較した表
GPD G1 GPUボックス Oculink USB4 Thunderbolt AMD Radeon RX 7600M XT
GPD G1の特徴
GPD G1 GPUボックス Oculink USB4 Thunderbolt AMD Radeon RX 7600M XT
あわせて、スライド式のキーボードを備えた6型ポータブルゲーミングPC「GPD WIN4 2023 国内正規版」の発売もアナウンスされた

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