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万が一の備えに! Windows PCのリカバリーメディアを用意する方法【Windows 10/11編】(2/2 ページ)

最近のWindows PCには、工場出荷状態に戻すための「リカバリーメディア」が付属していない。メーカー独自の「リカバリーメディア作成ツール」もプリインストールされていないことが多い。では、どうやってリカバリーメディアを用意すればいいのだろうか?

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“純粋な”リカバリーメディアが欲しい場合はどうする?

 先述の通り、回復ドライブアプリから作成できるリカバリーメディアは、作成時点におけるWindows Updateの内容が反映されるというメリットがある。しかし、中には“純粋に”出荷状態で回復したいという人もいるだろう。

 本当であれば、購入直後にリカバリーメディアを作成すれば“ほぼ純粋”な出荷状態のリカバリーメディアを作れるのだが、「もうWindows Updateしちゃったよ!」という人がほとんどだろう。そのような場合、以下のいずれかの方法で出荷状態“そのもの”のリカバリーメディアを入手、または作成できる。

方法その1:メーカー純正のリカバリーユーティリティーを使う

 一部のメーカーでは、メーカー純正のリカバリーユーティリティーをプリインストール、あるいはダウンロードできるようにしている。これを使ってリカバリーメディアを作成すると、純粋な出荷時のリカバリーメディアとなる。

 ただし、作成回数に一定の制限を設けている場合もあるので注意しよう。

リカバリーメディア
レノボ・ジャパンやデル・テクノロジーズの場合、Webサイトから出荷状態のリカバリーイメージのダウンロードを申請できる。ただし、ダウンロードするには本体に関する情報の提供が必要な他、専用のユーティリティーアプリのダウンロード/起動が必要となる(画像はレノボの場合で、一定回数以上のダウンロードは有償となる)

方法その2:メーカーからリカバリーメディアを買う

 万が一リカバリーメディアを作成できない場合に備えて、多くのメーカーではリカバリーメディアを有償で販売している。これを購入すれば、純粋に出荷状態に戻せる。

 メディアはUSBメモリあるいはDVD-ROMのいずれか(あるいは両方)で、価格はモデルによって異なるが、先述のダウンロードと同様に本体に関する情報の提供が必要となる。詳細はメーカーに問い合わせてみよう。

リカバリーメディア
富士通クライアントコンピューティング(FCCL)では、一律9900円でリカバリーメディアを購入できる

 リカバリーメディアを用意すれば、本体が起動できなくなったり調子が悪くなったりした際に便利なだけでなく、ストレージを換装した場合の再インストールにも便利に使える。万が一に備えて、ぜひ用意しておきたい。

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