ULが新テスト「Steel Nomad」を「3DMark」に追加/「Microsoft Copilot」が音楽生成AI「Suno」と提携しプラグインで利用可能に(2/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、12月17日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
AdobeによるFigma買収が中止に 規制当局の審査が降りず
米Adobeは12月18日(現地時間)、2022年9月に発表したFigmaの買収、合併契約を終了すると発表した。規制当局である欧州員会と英国競争・市場庁の承認を受けることができないと判断したという。
Adobeのシャンタヌ・ナラヤンCEOは「アドビとFigmaは規制当局の調査結果に同意しないが、独立して前進することがそれぞれの最善の利益であると考えた。クリエイティビティーと生産性の未来を共同で再定義するというビジョンを共有し、パーソナライズされたデジタル体験を通じて世界を変えるという大きな市場機会とミッションを実現するために、引き続き優位な立場にあることに変わりはない」とコメントしている。
Figmaのディラン・フィールドCEOは「結果は残念だが、この取り組みに貢献した全ての人々に深く感謝し、これからAdobeと共にそれぞれのコミュニティーへ革新を届ける他の方法を見つけることに胸を躍らせている」としている。
日本コカ・コーラが広告にも使用した画像生成AIツールを一般公開 無料で利用可能
日本コカ・コーラは12月19日、Winterキャンペーンの一環として、無料で利用できる画像生成AIツール「Create Real Magic」を公開した。同ツールは、12月17日まで渋谷のスクランブル交差点で展開していた屋外広告の制作にも利用していたもの。ツールはOpenAIの大規模言語モデル「GPT-4」と画像生成AI「DALL-E」を利用している。
利用方法はCreate Real MagicのWebサイトにアクセスし、メールアドレスを登録してアカウントを作成する。サインインしたら、「テーマ」「シーン」「スタイル」を選択し、必要に応じてプロンプトを入力し画像を生成するだけだ。
なお、生成された全ての画像には、インビジブルウォータマーク(目に見えない透かし)が適用されている。
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