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「ASUSのNUC」が初登場 Core Ultra搭載の「ROG NUC」と「NUC 14 Pro」「NUC 14 Pro+」CES 2024(2/2 ページ)

ASUSが、Intelから移管されてから初めて「NUC(Next Unit of Comuputing)」の新製品を発表した。NUCのメインストリームであるコンパクトな「NUC Proシリーズ」に加えて、自社の「ROG(Republic of Gamers)」ブランドを冠したゲーミングモデルも登場する。

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“ザ・NUC”のメインストリームモデル「NUC 14 Pro」

 「NUC 14 Pro」は、NUCのメインストリームを占める「NUC Proシリーズ」の最新ベアボーンキット/Mini PCだ。2.5インチのSerial ATAストレージ(HDD/SSD)を組み込めるトールタイプと、組み込めないスリムタイプの2種類が用意される。

スリムとトール
Intel時代と同様に、NUC 14 Proはスリムタイプ(左)とトールタイプ(右)の2種類が用意される。トールタイプには2.5インチのSerial ATAストレージを組み込むことも可能だ

 CPUはCore UltraプロセッサまたはCore Uプロセッサ(シリーズ1)で、以下のいずれかを搭載している。ただし、Mini PCではCPUの最大消費電力(マックスターボパワー:MTP)が40Wに制限される。

  • Core 3 100U(Pコア2基スレッド+Eコア4基4スレッド)
  • Core Ultra 5 125H(Pコア4基8スレッド+Eコア8基8スレッド+LP Eコア2基2スレッド
  • Core Ultra 5 135H(同)
  • Core Ultra 7 155H(Pコア6基12スレッド+Eコア8基8スレッド+LP Eコア2基2スレッド)
  • Core Ultra 7 165H(同)

 メインメモリはDDR5-5600規格のSO-DIMMを2枚搭載できる。ストレージはPCI Express 4.0接続のM.2 SSDに対応しており、モジュールは最大2枚装着可能だ(Type 2280モジュール+Type 2242モジュール)。先述の通り、トールタイプには2.5インチのSerial ATAストレージも装着できる。Mini PCとして供給される場合は、OSとしてWindows 11 HomeまたはWindows 11 Proをプリインストールする。

 ポート類は正面にUSB 3.2 Gen 2x2 Type-C端子、USB 3.2 Gen 2 Standard-A端子を、背面にThunderbolt 4端子×2、USB 3.2 Gen 2 Standard-A端子、USB 2.0 Standard-A端子、HDMI 2.1出力端子、有線LAN端子(2.5GBASE-T)と電源入力端子を備える。Thunderbolt 4端子はDisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する。映像は、出力端子を全て利用すると4画面まで出力可能だ。

 ワイヤレス通信はWi-Fi 6EとBluetooth 5.3に対応する。電源は外付け式(ACアダプター)で、容量は搭載されるCPUによって90Wまたは120Wとなる。

 本体サイズと重量は以下の通りだ。

  • スリムタイプ:約117(幅)×112(奥行き)×37(厚さ)mm、約600g
  • トールタイプ:約117(幅)×112(奥行き)×54(厚さ)mm、約750g
正面と背面
スリムタイプの正面と背面。トールタイプも、2.5インチベイの有無を除けば同じポート構成となる。なお、画像はASUSロゴ付きだが、ASUSロゴのない構成も用意できるようだ

スタイリッシュでCore 9 Ultraも搭載できる「NUC 14 Pro+」

 「NUC 14 Pro+」は、NUC 14 Proの上位モデルという位置付けだ。アルミニウム製のスタイリッシュなボディーが特徴で、NUC 14 Proと同様にベアボーンキットとMini PCの両方を用意する。

NUC 14 Pro+
NUC 14 Pro+は、NUC 14 Proの上位モデルという位置付けだ

 CPUはCore Uプロセッサで、以下のいずれかを搭載している。ただし、Mini PCではCPUの最大消費電力が65Wに制限される。

  • Core Ultra 7 155H(Pコア6基12スレッド+Eコア8基8スレッド+LP Eコア2基2スレッド)
  • Core Ultra 7 165H(同)
  • Core Ultra 9 185H(同)

 メインメモリはDDR5-5600規格のSO-DIMMを2枚搭載できる。ストレージはPCI Express 4.0接続のM.2 SSDに対応しており、モジュールは最大2枚装着可能だ(Type 2280モジュール+Type 2242モジュール)。Mini PCとして供給される場合は、OSとしてWindows 11 HomeまたはWindows 11 Proをプリインストールする。

 ポート類は正面にUSB 3.2 Gen 2x2 Type-C端子、USB 3.2 Gen 2 Standard-A端子を、背面にThunderbolt 4端子×2、USB 3.2 Gen 2 Standard-A端子、USB 2.0 Standard-A端子、HDMI 2.1出力端子、有線LAN端子(2.5GBASE-T)と電源入力端子を備える。Thunderbolt 4端子はDisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する。映像は、出力端子を全て利用すると4画面まで出力可能だ。

 ワイヤレス通信はWi-Fi 6EとBluetooth 5.3に対応する。電源は外付け式(ACアダプター)で、容量は搭載されるCPUによって120Wまたは150Wとなる。

 本体サイズは約144(幅)×112(奥行き)×41(厚さ)mmで、重量は約800gだ。

正面と背面
NUC 14 Pro+の正面と背面のポート類
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