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「Copilot+ PC」なら最高のAI経験を得られる? リコールやコクリエイター機能を使ってみた:6月18日に搭載PCが出荷開始(2/2 ページ)
6月18日から、40TOPS以上のNPUを搭載する「Copilot+ PC」の出荷が始まる。それに先駆けて、日本マイクロソフトがCopilot+ PCの特徴的な機能を紹介するイベントを開催した。
既存機能にも、Copilot+ PC限定で利用できるものが用意される。
【Windows Studio Effects】
Webカメラの映像にリアルタイムで補正や加工を加える「Windows Studio Effects」は、現行ノートPCの多くのモデルで利用できるようになった。
Copilot+ PCでは、本機能のフィルターにおいて追加の「クリエイティブフィルター」を利用できる。クリエイティブフィルターは「イラスト」「アニメーション」「水彩画」の3種類が用意されており、従来通りアプリ側での特別な対応なく利用できる。
【ライブキャプション】
Windows 11では、アクセシビリティーを向上する機能の1つとして「ライブキャプション(Live Caption)」機能をバージョン22H2から搭載している。その名の通り、ライブキャプションはPCから出力される音声をリアルタイムに文字に起こす機能だ。
搭載しているNPUを生かして、Copilot+ PCでは日本語を含む44言語を、英語にリアルタイム翻訳して字幕表示する機能が追加される。この処理は完全にローカルで行われる。ただし、現時点では「英語から他言語への翻訳」「他言語から他言語への翻訳」には対応していない。
ライブキャプション機能では、Copilot+ PC限定で44言語から英語へのリアルタイム翻訳機能が実装される。日本に居住するユーザーからすると、英語を含む他言語から日本語へのリアルタイム翻訳が欲しいと思うところだが、対応しやすい所からということになると、こうなるのだろう
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