ASUSが放つ世界初の「Copilot+ PC」となる「Vivobook S 15」(S5507QA)を試す(2/4 ページ)
ASUS JAPANの「Vivobook S 15」(S5507QA)は、QualcommのSnapdrogon X Elite搭載の「Copilot+ PC」だ。いち早く実機を手に入れたので、早速試してみた。
70Whの大容量バッテリーを内蔵
本機のバッテリーは70Whと大容量だ。公称のバッテリー駆動時間は約18時間(フルHD動画再生時)となっている。JEITAバッテリ時間測定法に基づく駆動時間については評価時点で「計測中」となっている。
ACアダプターはUSB Power Delivery(PD)対応で、最大出力は90Wだ。実測のサイズは、約75(幅)×75(奥行き)×30(厚さ)mmで、電源ケーブル込みの実測重量は373gだった。
CPU(SoC)はQualcommのSnapdragon X Elite
QualcommのSnapdragon X Eliteを採用する。詳細なパーツナンバーでいうと「X1E-78-100」で、4種類のSKUのうち一番下のグレードにあたる。
CPUコア部は、Arm64アーキテクチャの12コア構成で最大周波数が3.4GHzだ。キャッシュは42MBを搭載している。
また、NPUコアは45TOPSのAIパフォーマンスを備える「Hexagon NPU」、3.8GFLOPSの浮動小数点演算パフォーマンスを持つ「Adreno GPU」を統合している。
メモリは32GB(LPDDR5X-8448)を標準で装備する。ストレージは容量1TBのPCI Express 4.0 x4対応のSSDだ。
美麗な3K有機ELディスプレイを装備
本機は、15.6型の有機ELディスプレイを採用している。画面解像度は2880×1620ピクセル(アスペクト比は16:9)で、リフレッシュレートは120Hz、応答速度は0.2ms。最大輝度は600ニトと申し分ないスペックで、有機ELディスプレイならではの黒の締まった鮮やかな映像、階調表現を楽しめる。
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