GoogleがサードパーティーCookieの廃止を撤回/Adobe IllustratorとPhotoshopにAdobe FireFlyを利用した生成AIの新機能(3/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、7月21日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
MicrosoftがWindows 10/11の6月度非セキュリティプレビュー更新プログラムを公開
米Microsoftは7月25日(現地時間)、Windows 10/11向けに2024年7月度の非セキュリティプレビュー更新プログラムをリリースした。Windows 11 23H2/22H2向けが「KB5040527」、Windows 10 22H2向けが「KB5040525」となる。
Windows11向けの更新プログラムでは、以下のような機能が追加されている。
- 中国で「Windows Share」の通知を追加。近距離共有には、Wi-FiとBluetoothがオンになっている必要がある
- ファイルエクスプローラーにタブの複製オプションを追加。タブの右クリックで表示される
- スタートメニューで、メニューからアプリをドラッグしてタスクバーにピン止め可能に
非セキュリティプレビュー更新プログラムは、月例のセキュリティ更新プログラムに先駆けて変更内容をプレビューする目的のものだ。適用は必須ではなく、オプションを有効にしていなければ自動でアップデートされない。アップデートしなかった場合、基本的には翌月のセキュリティ更新プログラムと同時に適用される。
なお、Windows 11 22H2のHomeとProエディションは、10月8日にサービスを終了する。これに伴い、非セキュリティプレビュー更新プログラムのリリースは今回が最後となる。
デスクトップ版Chrome 127リリース
Googleは7月23日(現地時間)、Webブラウザ「Google Chrome」の最新安定版となるバージョン127をリリースした。代替フォントの見やすさを向上させる「font-size-adjust」がサポートされた他、ピクチャーインピクチャー機能の強化、スクロールコンテナにデフォルトでキーボードフォーカスが可能になっている。
CSSで指定された第1フォントが利用できず、代替えフォントで表示する場合、2つのフォントのアスペクト値が大きく異なると、サイトの見やすさが低下する可能性がある。font-size-adjustはこうした問題を解消するもので、フォントのサイズを統一することができる。font-size-adjustはFirefoxやSafariでもサポートされており、今回のChromeのアップデートによりベースラインに追加された。
ピクチャーインピクチャー(PIP)機能では、PIPウィンドウとそのオープナーの間で、ユーザーのアクションが共有されるようになった。このほか、スクロールコンテナでキーボードフォーカスを有効にするには、従来はtabindexに明示的に0以上を指定する必要があったが、Chrome 127以降ではそうした設定がなくてもフォーカスが可能となっている。
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