レノボの14.5型Copilot+ PC「Yoga Slim 7x Gen 9」を試す 静音/長時間駆動にワンランク上のビジュアルとサウンドが魅力!(3/4 ページ)
レノボ・ジャパンの「Lenovo Yoga Slim 7x Gen 9」は、Snapdragon X Eliteを搭載するCopilot+ PC準拠ノートPCだ。クリエイターの利用を意識したきれいな有機ELディスプレイや、高音質なスピーカーを搭載する本機の使い勝手を試していこう。
美しい有機ELディスプレイと迫力のサウンド バックライト付きキーボードも
画面は14.5型有機ELディスプレイ(Pure Sight OLED)を搭載する。パネル解像度は2944×1840ピクセルで、アスペクト比は16:10だ。
クリエイターを意識して色再現性にこだわった仕様となっており、DCI-P3/Display P3の色域を100%カバーするのはもちろん、約10億色表示に対応し、デルタE1以下(ΔE<1)と高度な色再現性を備える。カラープロファイルの選択も可能で、キャリブレーションレポートを表示するX-Rite(エックスライト)のユーティリティも導入されている。
HDR表示関連では「DisplayHDR True Black 600」認証を取得した他、「Dolby Vision」規格のコンテンツの表示にも対応しており、各種HDRコンテンツを美しく表示できる。表面は光沢仕様で、リフレッシュレートは最大90Hz。10点マルチタッチ対応のタッチセンサーも搭載しており、タッチ操作も可能だ。
スピーカーはキーボード両脇のツイーター(2W×2)に加えて、底部にもウーファー(2W×2)を搭載するクアッド構成となっている。クリアかつ厚みのあるサウンドを再生可能だ。Dolby Atoms対応で、コンテンツに適したサラウンドサウンドも楽しめる。
Copilotキー搭載のキーボードは日本語配列のテンキーレスで、カーソルキーや右端のキーが少し小さくなっている。キーピッチは実測で19mmだ。キーストロークは浅めで、1.2〜1.4mm程度と思われる。キートップの形状はThinkPadシリーズに似ているが、打ち心地にはかなり差がある。
キーボードには白色LEDのバックライトが付いているので、暗い場所でのタイピングも快適だ。
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