ロジクール初の分割式“左手デバイス"が登場 プロ絵師による「MX クリエイティブ コンソール」レビュー:ある日のペン・ボード・ガジェット(1/4 ページ)
ロジクールから登場した初の“左手デバイス"です。ディスプレイ付きのキーパッドとダイヤルデバイスの2台がセットになっているのが特徴ですが、実際の使い勝手をプロイラストレーターのrefeia氏が検証しました。
こんにちは! refeiaです。今日は最新の“左手デバイス”を見ていきましょう。ロジクールから発表された「MX クリエイティブ コンソール」(MX Creative Console)です。
ディスプレイ付きのキーパッドとダイヤルデバイスの2台がセットになった製品です。このタイプのデバイスは基本的にダイヤルとキーパッドが一体になったものが多いので、分割されているのは新しい試みだと思います。発売日は10月24日で、価格は3万2780円(税込み)です。
イラスト分野では主にディスプレイがない左手デバイスが注目されますし、自分も基本的にはそちらに気を配ってきました。よってディスプレイ付きデバイスをじっくり触るのは初めてです。
そもそもディスプレイの有無は関係なく左手デバイスと呼ばれるものですが、それぞれ何に適しているのかも含めてチェックできるといいなと思っています。それでは早速見ていきましょう。
MXブランドの幅を広げる製品
まずは本機が冠している、「MXブランド」についてからです。名称にMXが入っている機種はMasterシリーズと呼ばれています。制作や創作、高度な知的作業などに対応できる品質と柔軟性を求めて設計されています。これまでも主にマウスやキーボードなどが展開されてきましたが、本機の導入によって、その幅が広がることになります。
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ディスプレイ付きボタンを採用したデバイスには、既に堅固なエコシステムを築いているライバルが存在します。Elgatoの「Stream Deck」シリーズと、Loupedeckの「Loupedeck」シリーズです。
特にLoupedeckはダイヤルを採用した機種を主に展開していて、価格面でも仕様面でも近いものがありますが、実は2023年7月にLogitech(ロジクールのスイス本社)はLoupedeckを買収しています。
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