Windowsの「パスキー」について発表 利便性が向上/Wordで保存後にファイルが削除される不具合発生:週末の「気になるニュース」一気読み!(1/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、10月6日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
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Windowsの「パスキー」、利便性が向上
米Microsoftは10月8日(現地時間)、Windowsにおける「パスキー」の取り組みについて発表した。今後数カ月以内に、Windows Insiderチャネルでパスキーの新機能が使えるようになる。
パスキーは、パスワードがない未来を提唱するFIDOアライアンスを中心に、パスワードに代わる認証方法として各プラットフォームで展開が進められている。認証にパスワードではなく生体認証などを用いるため、フィッシングなどに強いのが特徴だ。
Microsoftは、Windowsのパスキーを強化するため、以下のような機能をWindows Insiderチャネルで展開する。
- サードパーティーのパスキープロバイダー向けのプラグインモデル
サードパーティーのパスキープロバイダーを、Windows 11のプラットフォームにプラグインするためのAPIをサポートする。「1Password」や「Bitwarden」などのパスキー対応パスワード管理ツールと提携し、Windows 11でシームレスに利用可能にする。
- パスキーのネイティブUXの強化
Windows Helloエクスペリエンスが刷新される。パスキーをサポートするWebサイトに移動すると、パスキーの保存方法を選択するように求められる。例えば、EdgeブラウザでGitHubにアクセスすると、Windows Helloで保護されたパスキーの保存方法を選択するよう求めるポップアップが表示され、オプションとして「Microsoft アカウントに保存」と「別の方法で保存」が表示される。
- Microsoft 同期パスキープロバイダー
新しいパスキーを作成したら、Windows Helloで保存して同期し、別のWindowsデバイスでも使用できるようになる。パスキーは基本的にデバイス毎に作成しなければいけないが、Windows Helloに保存することで、他のWindows 11 PCでも利用可能になる。
Wordで保存後にファイルが削除される不具合発生
米Microsoftは10月8日(現地時間)、Wordで発生していたファイルを保存後に削除されてしまうことがある不具合に関して、問題を修正したと報告した。
この問題10月3日に報告されていたもので、WindowsのWord(バージョン2409)で発生していた。全てのファイルが削除されるわけではなく、ファイルの拡張子が大文字(.DOCX、.RTF)またはファイル名に#が含まれている場合に、ファイルを編集し手動で保存せず、Wordを閉じる際に表示されるプロンプトから保存すると発生する。
Microsoftによると、10月8日に展開したサービス変更によってこの問題は修正されたという。開いている全てのOfficeアプリを閉じ、Wordを再度開くことで反映される。
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