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小さなボディーに所有欲を満たす豊かな質感! 3.5型ディスプレイのAndroidデバイス「AYANEO POCKET MICRO」開封レポート(2/3 ページ)

ハイビームが取り扱いを開始した、レトロデザインのポータブルゲーミングデバイス「AYANEO POCKET MICRO」をお借りしてひと足早く触れる機会を得た。発表会会場だけでは分からなかった本機の魅力を紹介する。

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性能としてはミドルレンジクラス

 AYANEO POCKET MICROは、6GB/128GBモデルの他、8GB/256GBモデルもある。異なるのはメモリーとストレージ容量だけで、それ以外の部分に関しては両モデルとも共通だ。

 ディスプレイは3.5型のIPS液晶で、解像度は960×640ピクセルだ。OSはAndroid 13で、SoCには2022年5月頃に登場した「Media Tek Helop G99」を採用している。最大2.2GHzのArm Cortex-A76を2基、最大2.0GHzのArm Cortex-A55を6基搭載したオクタコアCPUを内蔵しており、GPUはArm Mali-G57 MC2となっている。スマートフォンでいえばミドルレンジクラスに当たるだろう。

Geekbenchによる端末情報
Geekbenchで取得した端末のシステム情報

 OTG対応のUSB Type-C(USB2.0)端子を搭載し、ワイヤレス機能はWi-Fi 5とBluetooth 5.2に対応している。イヤフォンジャックがないため、内蔵スピーカー以外を使って音を聞きたい場合はワイヤレスイヤフォンを使うか、USB Type-Cから別途用意したイヤフォンジャックへの変換アダプターを利用する。

 なお、変換アダプターはDAC内蔵タイプであることが条件として求められている。評価機では「Game Pad Mode」をオフにしてコントロールパッドを使用不可にしておく必要があった。

コントロールパッドを使用不可にする
クイック設定パネルを使って「Game Pad Mode」をオフにできる。これによりUSB Type-C端子をデータ通信に使えるようになる。オンにした状態では給電にしか使えなかった

 その他、ゲームをより一層楽しむための6軸ジャイロセンサー、X軸リニアモーターを搭載しており、接続した外部コントローラーを振動させるXInputデバイス振動、バイブ機能のないレトロゲームでも音をAIが判別してシーンにマッチした振動を生じさせるSoundTAPMagicにも対応している。

 一般的なスマートフォンと大きく異なるのは、大型ファンの内蔵により、強力な冷却機能を備えていることだろう。このファンのおかげで、ミドルレンジクラスのSoCであっても安定的なパフォーマンスを発揮できるとのことだ。

ファン
ファンの性能を最大化することで強力なクーリング効果が得られる

 サイズはジョイスティックなどを除いた実測値で155(幅)×62(奥行き)×17(高さ)mm、質量は233gだった。大型ファンの搭載による厚みがあることや、コントロールパッドの搭載による幅など、一般的なスマートフォンと比べるのは難しいが、それでもポケットに入れておきやすい「MICRO」サイズのAndroidゲーム機だといえよう。


質量は、仕様書度通りの233gである。iPhone 16 Plusの199gと比べると重い

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