“仕事しやすい”を追求する変態(?)ガジェットライターの2024ベストバイはこれ!(2/6 ページ)
通電するガジェット大好きなライターの2024ベストバイを紹介。作業効率アップを目的としたものが多いが、「使わないのに持っているだけ」という謎のガジェットもランクインしている。
AIの力で文字起こしがぐんと楽に「PLAUD NotePin」
人によっては取材メモだけで記事執筆できるのだが、筆者の場合は自分を全く信用していないので、「あれ、この話を登壇者がしたっけか?」「ここの数字、間違っていないか?」と原稿を書きながら不安を覚えやすい。そんなときのために録音をするが、音声は検索できないので「このあたりで出た話だっけか?」と、タイムラインのスライダーを動かしては前後数分を聞き返す、という無駄な時間が生じてしまう。
その課題を解消するのが、AIによる文字起こしだ。スマートフォンで使えるLINE WORKS AiNote(旧LINE CLOVA Note)やGalaxy S23 Ultraの「ボイスレコーダー」に内蔵された文字起こし機能も良いのだが、両手がふさがっている場合に困ってしまうこともある。
そこで見つけたのが「PLAUD NotePin」だ。これは、今、大人気の「PLAUD Note」を小型化したもので、「Pin」というだけあってピンバッジほどのサイズだ。
PLAUD公式オンラインストアで先行発売特別期間中に購入手続きをしたことで、ペンダントのように付けられるネックストラップ、腕時計のように付けられるリストバンドなどのアクセサリーキットも手に入った。
基本的には、マグネットプレートとPLAUD NotePinで衣服を挟むスタイルで使うので、その他のアクセサリーキットの出番はあまりないのだが、分厚いコートを脱げない屋外の取材などではきっと重宝するに違いない。
文字起こしや要約の作成は、無料プランだと月に300分(つまり5時間)しか使えないので、ほとんどの場合、録音データをAdobe PremiereProに格納し、そこで文字起こしをしている。
しかし、急ぎの場合はその場で文字起こしや要約の作成が必要になる場合がある。今のところ、要約をながめながら、話された内容を思い出したり、要点を確認したりし、本当にそれが話されていたのかを文字起こしされたテキストの箇所をタップして再生して確認する、という使い方をしている。AIがもっと賢くなって、正確に要約を作れるようになれば、この作業もいずれいらなくなるのではないかと期待している。
いずれにせよ、おおよその精度で文字起こしをしてくれるし、聞いた内容をサクッと短時間で把握できるので、かなり楽になった。仕事を支えるベストバイガジェットである。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
HHKB Studioの新色「雪」が登場! キー刻印の視認性を上げるカスタムをやってみた 新色登場の背景にはApple Vision Proの存在も
コンパクトでありながら、マウス機能ももたせたHHKB Studioに「雪モデル」が登場した。前モデルは、いってみれば「墨モデル」で、クールな反面、キートップの刻印が見えづらいという声もあった。色の違い以外にも、バージョンアップしたキーマップ変更ツールについても紹介する。
狭い場所でも作業しやすいサンワサプライのペン型マウス「400-MAWBT202」 ChromebookやiPadなどにつないでみた結果
サンワサプライのペン型マウス「400-MAWBT202」をWindows PCにつないで使ってみたら、思いの外便利だった。「他のOSを搭載するデバイスでも便利なのかな……?」というところが気になったので、あれこれつないで試してみた。
サンワのペン型マウス「400-MAWBT202」を試す 充実の多機能、狭い場所で作業できる喜び
作業スペースを思うように取れない場合、困るのはマウス操作だ。狭いと動かすのに難儀してイライラしてしまう。しかしペンタイプのマウスなら狭い場所でも意外なほどスイスイ操作できる。しかもスリムなので持ち運びにも便利だ。そんなペン型マウス「400-MAWBT202」を試した。
「AYANEO Pocket S」は持っているだけでテンション上がる、至高のAndroidデバイス 実機でいろいろ検証してみた
5月30日に天空が国内での取り扱いを発表した「AYANEO Pocket S」。全面ガラス張りのかっこいい見た目が話題になった。AYANEO Pocket S Unmarked Editionをお借りできたので、見た目だけではないその実力をレビューする。
コントローラーを外せて使い方無限大! 3in1 PCの「ONEXPLAYER X1 mini」ファーストインプレッション
One-Netbookが開発する3in1 PC「ONEXPLAYER X1 mini」が届いた。ポータブルゲーミングPCであり、タブレットであり、ノートPCにもなるユニークな端末だ。同社の初代3in1「ONEXPLAYER 2」との比較も交えて紹介する。


