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次世代を見据える人に注目されそうな1300W級電源が複数登場:古田雄介の「アキバPickUp!」(2/4 ページ)
2024年のラストは、定格1350Wと1300Wの電源ユニットや、裏配線にも対応するmicroATXケースなどが登場した。年末年始にPCを組むのも先を見据えるのも自由だ。
裏配線もいける微調整可能なmicroATXケースがJONSBOから
PCケースはJONSBO SHENZHEN TECHNOLOGYからmicroATX対応の「D32 Pro」が登場している。ブラックとホワイトがあり、価格は共に1万5000円弱だ。
サイズは、突起物込みで約207(幅)×396(奥行き)×314(高さ)mmのコンパクトな仕様で、マザーボードプレートは裏配線仕様にも対応しているのがポイントだ。プレートの位置を左右に6mmずらせる作りになっており、裏配線にしたり2.5インチドライブを複数組み込んだりする際は、右側面のスペースを確保するなど調整できる。
右側面の厚みが19mmの場合は、最高170mm(AMD製CPUでは−1mm)のCPUクーラーを組み込め、右側面を26mmにした場合も最高164mmまで対応可能だ。その他、どちらのプレート位置を選んでも天面に240mm長のラジエーターも搭載できる。
入荷したオリオスペックは「裏配線したいという声はあまり聞かない状況ですが、コンパクトでケーブル配線をしやすいケースとして人気が出そうです。電源ユニットもATXに対応しますし、さまざまな構成に柔軟に合わせられますから」と評価していた。
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