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IntelはB860マザー、AMDはB850/B840マザー、共に漂う“熟成待ち”の気配:古田雄介の「アキバPickUp!」(2/4 ページ)
年明けのAMD B850/B840に続き、IntelからもCore Ulrta 200S対応の下位チップセットが登場した。が、新しい顔ぶれが並ぶマザーボード売り場はまだ始動していない感じがした。
IntelとAMD、それぞれCPU待ちの事情
IntelとAMD、それぞれのB8XXマザーボードが“熟成待ち”となっている背景には、共にCPUの状況が大きく関わっている様子だ。
B860マザーボードの状況を尋ねたとき、複数のショップから「末尾KなしのCore Ulrta 200Sシリーズ待ちですね」といったコメントを聞いた。あるショップは「どうもIntel側の都合でCPUの投入が遅れたみたいなんですよね。(オーバークロック機能を持つ)末尾KのCPUはZ890マザーボードと組み合わせることが当然多くなりますから、B860マザーにちょうどいいラインアップが来てくれないと動きようがないですよ」とこぼしていた。
実際、前世代のミドルクラスチップセットである「Intel B760」搭載マザーボードは、2023年1月に第13世代Coreシリーズの末尾Kなしモデルと同時に売り出されている。今回も両者がそろってから動き出すと読む向きが多勢だ。
一方のAMD B850/B850マザーボードは、「Ryzen 7 7800X3D」や「Ryzen 7 9800X3D」などのX3Dシリーズの再入荷を待っている人が多いとの見方がある。某ショップは「Intelの足並みがそろっていない今がチャンスなのに、AMDはX3DだけでなくRyzen全般で品薄傾向にあります。いろいろ調整が難しいんでしょうが、本当にもったいないですよね」と嘆いていた。
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