有力IT企業は“ガレージ”から始まった――「アメリカ西海岸」の“IT名所”を巡る(5/5 ページ)
米国の西海岸(太平洋側)というと、シリコンバレーを思い浮かべる人も多いと思う。シリコンバレーの発祥の地と言われるのが、Hewlett-Packard(現HP)の創業の地でもある「HP Garage」だ。Windowsを作る「Microsoft」の本社も、西海岸に本社を構える。これらの「IT名所」を訪問してみよう。
ライトレールで「Microsoft」に向かってみる
Linkに乗車する場合、乗車券類は以下の3つが用意されている。
- 駅の券売機で買える「片道券」「往復券」「1日乗車券」
- シアトル地区の共通交通系ICカード「ORCA(オルカ)」(要チャージ)
- スマートフォンの「Transit GO Ticketアプリ」(要チケットの事前購入)
Link自体は「信用乗車」に近いスタイルで運行されているため、券売機やアプリ上でチケットを購入した場合は、検札時に券面(またはアプリ画面)を見せればいい。ORCAを使う場合は、駅の入口にある端末にカードを“タッチ”すればいい。
今回は、2 Lineのベルビューダウンタウン(Bellevue Downtown)駅からレッドモンドテクノロジー駅までの5駅間で乗車した。所要時間は12分だ、サウスベルビュー駅から乗った場合も、レッドモンドテクノロジー駅まで22分程度で行ける。
先述の通り、レッドモンドテクノロジー駅はMicrosoft本社の敷地内にあるが、乗り降り自体は自由だ。ただし降車後、事前登録がない場合はビジターセンターのある「Building 92」にしか行けない。その他の建物は、セキュリティチェックがあるため立ち入れない。
ビジターセンターは平日の午前9時から午後7時まで営業しており、チェックインをすると「体験ゾーン」の他、米国では現在2カ所にしかないリアルの「Microsoft Store」を利用できる。訪問に当たり予約は不要だが、メールか電話で事前予約をすると、ガイドツアーも利用可能だ。詳細はMicrosoftのFAQを参照してほしい。
Microsoftは米国内にリアルの「Microsoft Store」を展開してきたが、ニューヨーク(写真)とVisitor Center内の店舗以外はコロナ禍で全て閉店となった。本社のストアでは、Microsoftオリジナルグッズも販売されている
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