5480円でディスプレイ付き! Xiaomiの「165W モバイルバッテリー(一体型ケーブル)」はノートPC用の予備電源として有益だった
Xiaomi(シャオミ/小米)は、モバイルバッテリーも多数リリースしている。そんな中、5480円の「165W モバイルバッテリー 10000(一体型ケーブル)」を買ってみたので、その魅力を紹介したい。
小米技術日本(Xiaomi Japan)は、スマートフォンやタブレットだけでなく、多用なデジタルガジェットを販売している。中でもモバイルバッテリーはさまざまなスペックのものを取りそろえており、ニーズに合わせて選びやすい。
先日「Xiaomi Store イオンモール浦和美園店」(さいたま市緑区)のプレオープンを取材した際に、筆者はとあるスペックに魅力を感じて5480円の「165W モバイルバッテリー 10000(一体型ケーブル)」を購入した。その特徴を紹介しよう。
Xiaomi 165W モバイルバッテリー 10000(一体型ケーブル)は、5480円という価格の割に“ある部分”のスペックが良好なことに引かれて購入に至った。タイミングを狙えば5000円未満で買えるのがすごい
やはり分厚い取扱説明書(多言語対応のため)
先日「Xiaomi デュアルモード ワイヤレスマウス 2」をレビューした際にも触れたが、XiaomiのスマートデバイスやPC周辺機器は複数の国/地域で共通のパッケージで展開されることが多く、その場合パッケージや取扱説明書も多言語版となっている。
165W モバイルバッテリー 10000(一体型ケーブル)もご多分に漏れず、保証規定と取扱説明書が18言語で書かれている。もちろん18言語には日本語も含まれているのだが、パッケージの日本語表記は輸入元以外に見当たらない。
マウスのレビューをした時にも思ったことだが、印刷物として取扱説明書が付いているのは案外ありがたかったりする。必要最小限でもオフラインで使い方を確認可能なのは強い。
本製品の魅力は「出力」
本製品は「165W モバイルバッテリー 10000(一体型ケーブル)」という名前が特徴の多くを含めているのが特徴だ。
モバイルバッテリーとしてのスタミナを示す定格容量は1万mAh(2500mAh×4)となる。モバイルバッテリーとしてはやや大きめの容量で、スマートフォンであれば複数回バッテリーを“満タン”にできる反面、ノートPCについてはバッテリーが空っぽの状態から満充電に持っていくのは無理だろう。
充電/給電ケーブルは、USB Type-Cコネクターを備えるものが一体化されている。本体にはコネクター部分を収納できるくぼみもある。それとは別に、USB Type-C端子も備えており、こちらも充電/給電の両方に利用可能だ。
内蔵ケーブルもUSB Type-C端子のいずれもUSB PD(Power Delivery)規格に対応しており、急速充電/給電を行えるようになっている。また内蔵ケーブルとUSB Type-C端子からの同時給電にも対応している。
筆者個人として、本製品の一番の魅力は充電/給電の仕様にある。
本製品の充電(電源入力)は最大90Wに対応している。90W以上の出力に対応するUSB PD電源を持っている場合は、15分間で容量の最大75%分まで充電可能だ。
一方、本製品の給電(電源出力)はポートによって以下の通り性能が異なる。
- 内蔵ケーブル(1系):最大120W
- 5V/3A
- 9V/3A
- 11V/3A
- 12V/3A
- 15V/3A
- 20V/3.25A
- 20V/6A
- USB Type-C端子(2系)):最大45W
- 5V/3A
- 9V/3A
- 11V/3A
- 12V/3A
- 15V/3A
- 20V/2.25A
2系統以上の出力に対応するモバイルバッテリーの場合、「1系統のみ」と「複数系統同時」で最大出力を変える場合もあるが、本製品は名前に「165W」を含むことからも分かる通り、2系統同時出力でもそれぞれの最大パフォーマンス(120W+45W)を発揮できる。
一部のUSB PD対応ノートPCでは、ある程度の電力がないと充電すらさせてくれないこともある。その点、本製品なら1ポートで最大120W出力も可能なので、給電すらさせてもらえないという悲しみと無縁というだけでも良いことだ。
小さいながらもディスプレイ付き
本製品には充電/給電状況をチェックできる「スマートカラーディスプレイ」が付いている。スタンバイ中はもちろん、充電中や給電中の状況も確認可能だ。
このディスプレイは必要に応じて電源ボタンを短く押すと表示される。当たり前かもしれないが、常時表示だとバッテリーの消費が激しくなる。少しでもリソースを給電に回せるのはいいことだ。
ノートPCと組み合わせて使う場合、本製品は容量が少し少なめに感じるかもしれない。しかし、大きな電力を要求するノートPCと組み合わせて使えるのは本製品の大きな魅力だ。価格も手頃なので、予備電源として1つ持っておいてもいいだろう。
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