インターネットと共に生まれ育った“中堅”情シスのPC遍歴:私のPC遍歴30年(3/3 ページ)
2024年9月にPC USERは30周年を迎えました。そこで日頃から弊誌で記事を執筆しているライター陣に「私のPC遍歴30年」と題して、自身のPCにまつわる過去を振り返ってもらいます。あなたにとっても「懐かしい」と感じる話題が飛び出すかも?
「力こそパワー」、大艦巨砲主義へ
社会人生活に入りしばらくの間迷走していたのだが、とあるノートPCに出会い、無事矯正できるようになった。それが初代「ThinkPad X1 Extreme」だ。
新人だった頃と比べると、収入も上がってきたこともありPCに掛けられる予算をより多く増やせるようになった。そんな中、ThinkPad X1 Extremeの広告が目にとまったのだった。
ノートPCでありながら、外部GPUとしてGeForce GTX 1050 Ti with Max-Qが搭載されており、メインメモリも32GBまで搭載できるので、パフォーマンスに不満を感じることも一切なくなった。
PCにかける予算上限を増やしてスペックに妥協しなくなってからは、社会人生活はじめのころのように迷走することもなく、落ち着くようになってきた。
その反面、自作PCからはいったん離れる事になり、しばらくの間はモバイルワークステーションやワークステーションを渡り歩いていた。
久し振りに自作PCを触りだしたのはRyzen 7 1700が出た頃なので、PC利用歴の割に自作PC歴はそこまで長くない。
PCケースから解脱した悟り期間
こうして振り返ってみると、PCを初めて触ってからの29年は本当にいろいろなことがあったと改めて感じることができた。
今思えば良い経験はできたものの、29年のほぼ大半がコストパフォーマンスの悪い時間を過ごしていたので、今後は堅実なPCライフを過ごしていこうと改めて意識していきたい……。
他にもいろいろと振り返りたいところだが、室内灯が暗く鮮明でない写真が多いことや、細かく話していくと収集が付かなくなりそうなので、最後に今使っているPCを振り返って終わりにしたいと思う。
少し前に、友人の勧めから検証用サーバクラスタをメタルラックの上にむき出しにして運用していたのだが、思いの外にノートラブルかつ熱対策にあまり気を使わなくて済むことが分かり、思い切ってメインPCもオープンフレームで運用するという悟りの境地に達した。
これが思ったより楽で、暑くなればクーラーで直接冷やせるし、パーツの交換やメンテナンスも非常に楽、PCケースを足元に置かなくて済むので、スペースの有効活用ができるなどと良いこと尽くしだ。
もちろん、衝撃には弱くなるので別途対策は必要にはなるが、慣れてしまえばどうということはない。ぜひこの記事を見た方も一緒に魅惑のオープンフレームの世界に出向いてみてはいかがだろうか。
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