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富士通/FCCLが「Windows Updateを適用すると起動できない問題」の対象機種を公開 2015〜2016年発表モデルの一部が対象
富士通クライアントコンピューティング(FCCL)が開発し、同社が個人向けに、富士通が法人向けに販売した一部の古いデスクトップPCにWindows Updateを適用すると起動できなくなる不具合が発生している。影響を受ける可能性があるモデル名が公表された。
富士通と富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は6月16日、Windows 10向けのWindows Updateを適用すると本体が起動できなくなる問題に関する情報を更新した。両社共に2015〜2016年に発売した一部のデスクトップPC/ワークステーションが影響を受ける可能性があるという。
なお、不具合の影響を受ける可能性があるモデルについて、両社では6月13日からWindows Updateの配信を停止していたが、問題が発生しないと確認されたモデルについては順次配信を再開するという。
- →2015〜2017年に発売された富士通製デスクトップPCで「Windows Update」後に起動できない事象 大塚商会
- →FCCLと富士通が「7〜10年前の一部デスクトップPCが起動できない問題」で特設ページ開設 当該機種では原因の「Windows Update」を配信停止
富士通(法人向けモデル)の対象機種
富士通が発売する法人向けモデルのうち、Windows Updateで問題が発生する可能性があるモデルは以下の通りとなる。なお、ESPRIMO(デスクトップPC)のうち、製品名末尾が「FA」となっているモデルはロングライフシリーズ(24時間稼働を前提とする製品)となる。
- 2015年下期モデル
- ESPRIMO
- D556/M・MX
- D586/M・MW・MX
- D956/M
- Q556/M
- J529/FA
- N529/FA
- CELSIUS
- J550
- W550
- ESPRIMO
- 2016年下期モデル
- ESPRIMO
- D556/P・PX
- D586/P・PW・PX
- D596/P
- Q556/P・PW
- Q956/MRE
- CELSIUS
- J550
- W550
- ESPRIMO
FCCL(個人向けモデル)の対象機種
FCCLが販売する個人向けモデルのうち、Windows Updateで問題が発生する可能性があるモデルは以下の通りとなる。
- 2015年10月発表モデル
- ESPRIMO WD2/W
- 2016年1月発表モデル
- ESPRIMO WD1/W
- 2016年10月発表モデル
- ESPRIMO WD1/A3
- ESPRIMO WD2/A3
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