「Windows 11 2024 Update(バージョン24H2)」の既知の不具合まとめ【2025年7月3日現在】
Windows 11 2024 Update(バージョン24H2)で報告されている「既知の不具合」は段々少なくなってきたが、まだゼロにはなっていない。今回は、7月3日現在において新たに生じた既知の問題と、解消が始まった既知の問題についてお伝えする。
Microsoftが2024年10月1日(米国太平洋時間、以下同)から順次配信している最新のOSアップデート「Windows 11 2024 Update(バージョン24H2)」だが、本バージョンの導入によって不具合が発生する可能性がある環境では、「セーフガードホールド」と呼ばれる機能でアップデートの配信が見送られている場合がある。
この記事では、Windows 11 2024 Updateにおいて2025年7月3日時点における既知の問題の情報をまとめる。なお、2025年5月16日時点の情報については別の記事で紹介している。
6月のプレビュー更新で「Windows ファイアウォール」にエラー(動作支障なし)
6月26日に公開された月例更新プログラムのプレビュー版(KB5060829)を適用すると、(再)起動する度にWindows 11に内包された「Windows Firewall With Advanced Security(WFAS)」がエラーを報告することがある。
エラーは「イベントビューア」で確認可能で、IDは「2042」、イベント名は「Config Read Failed」、エラー内容は「More data is available.(その他のデータが使用可能です)」となる。ただし、このイベントは現在開発中で、完全には実装されていない機能に関するものとのことで、現時点では無視して構わない(動作の支障になることはない)という。
Microsoftでは、今後の月例更新プログラムでこの問題を解消する予定だ。
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「Azure Virtual Desktop」でアプリが起動できない(修正開始)
Microsoftが提供する仮想デスクトップサービス「Azure Virtual Desktop(AVD)」で稼働しているWindows 11を本バージョンにアップグレードすると、App AttachでマウントしているCimFS(Composite Image Fire System)ボリューム上のアプリが起動できないことがある問題が発生していた。
本件は、先述のKB5060829において、問題を解消する修正が行われた。KB5060829はオプション更新となるため、セキュリティパッチを含む7月の月例更新プログラムにおいてより広範に展開される見通しだ。
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