ARCTICの新型高静圧ファン「P12/P14 Pro」がコアユーザーに刺さる/SSDのトレンドも変化の兆しが:古田雄介の「アキバPickUP!」(1/4 ページ)
性能と費用対効果で定評のあるARCTICが、汎用(はんよう)ファンの新シリーズを投入した。ギガバイトからはPCIe 5.0とPCIe 4.0対応のSSDが登場するなど、夏休み明けも多彩な新製品が登場している。
先週(8月31日週)、ARCTICから新しい汎用(はんよう)ファン「P12/P14 Pro」シリーズが登場した。ARGB LEDの有無とファン径(120mmと140mm)、カラーリング(ブラックとホワイト)の掛け合わせで8種類ある。
価格は光らない120mm径の黒モデル「P12 Pro PST(BLACK)」で1300円弱だ。ARGB LEDを搭載し、140mm径のホワイトモデル「P14 Pro A-RGB(WHITE)」で2500円弱となる。
120mmブラックで1300円弱――「P12/P14 Pro」シリーズが登場
2025年6月に登場した簡易水冷キット「Liquid Freezer III Pro 360」で採用されたファンで、単品発売は初めてだ。
ファンブレードとフレームの隙間を120mmタイプは約0.855mm、140mmタイプは約0.92mmまで狭めることで高い静圧性を実現している。回転数と静圧は120mmタイプが600〜3000rpm/6.9mmH2O、140mmタイプは400〜2500rpm/5.2mmH2Oとなる。いずれもPST(PWM Sharing Technology)に対応しており、デイジーチェーンで接続したファンを制御できる。
入荷したオリオスペックは「高静圧ファンの定番ブランドですね。これまで出回っていた『P12/P14 PWM』と『P12/P14 Max』を統一したような仕様で、今後はこのシリーズ1本で行くようです。このお値段で静音から高速回転までこなせるので、安定してヒットすると思います」と話していた。
実際、複数のショップで好調に売れている様子だ。別のショップは「安価だけど入門的な売れ方ではなくて、分かっている人が複数台購入するシリーズですね」と話していた。
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