8年半ぶりに「MPOWER」が復活、DDR5-10200対応で4万円台/Noctua最強空冷の“黒”もついに登場:古田雄介の「アキバPickUP!」(1/4 ページ)
メモリのオーバークロック(OC)に最適化したRyzenマザーボード「B850 MPOWER」が登場して注目を集めている。また、Noctuaからは空冷最強と評判のCPUクーラー「NH-D15 G2」のchromax.black版が売り出されている。
これまでもお伝えしているが、メモリの入手性が厳しくなる中でメモリのオーバークロックに最適化したマザーボードが登場している。AMD B850チップセットを搭載したMSIのmicroATXモデル「B850 MPOWER」で、価格は4万3000円弱だ。
microATXでM.2 SSDを4基搭載できる「B850 MPOWER」が話題に
同時にIntel B860チップセット搭載のmicroATXモデル「PRO B860M-B」も、1万8000円弱で売り出されている。
B850 MPOWERはメモリのOCに最適化した設計を施しており、DDR5-10200までの対応をうたっている。再起動ボタンやCMOSクリアボタンなどをまとめた専用基板「EZ DASHBOARD」が付属し、PCIe 5.0 x4の帯域を使える2基を含むM.2スロットを合計4基搭載し、Wi-Fi 7の無線LANや5GbE対応の有線LANなども備えている。
パソコンSHOPアークは「自己責任ながらメモリを強化できる面白い仕様ですね。個人的にはパッケージにある『64MB BIOS』が頼もしいです。将来、BIOSアップデートしても昔の環境への対応も残しやすいので、長く付き合えるマザーボードになれるポテンシャルがありますから」とプッシュしていた。
パソコン工房 秋葉原パーツ館も「かなり久しぶりのMPOWERシリーズですね。microATXながら、M.2 SSDを4基挿せるのはいいですね。CPUとの組み合わせで攻めた構成ができると思います」と別の視点から評価していた。
なお、MPOWERに属する1世代前のマザーボードとなると、2017年3月登場の「Z270 MPOWER GAMING TITANIUM」まで遡る。
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