薄型ゲーミングキーボード「Razer Joro」を試す 携帯性と快適な打ち心地を両立した異色の存在:Macでも使えます(1/3 ページ)
Razerが7月に発売した「Razer Joro」は、ゲーミングキーボードとしては“異色”となる薄型/軽量設計が特徴だ。どんなキーボードなのか、実際に使ってみよう。
Razerのゲーミングキーボードの新たな選択肢として、7月に加わったのが「Razer Joro」だ。超薄型のキースイッチと、コンパクトな「75%レイアウト(テンキーレス)」を組み合わせた薄型/軽量モデルだ。日常利用からモバイル環境まで、幅広いシーンに対応することを目指したという。現状では米国英語(US)配列のみの販売で、直販価格は2万2480円となる。
本製品はBluetooth 5.0による無線接続とUSB Type-C端子による有線接続に対応し、別売のUSBドングルを使用すれば独自の2.4GHzワイヤレス接続「Hyperspeed Wireless」にも切り替えられる。カラーはブラック1色展開で、キーキャップにはUVコーティングABS素材を採用する。ライティングはシングルゾーン仕様の「Razer Chroma RGB」を搭載し、発光は比較的控えめだ。
今回、メーカーから本機を借りて試すことができたので、外観から操作感、カスタマイズ性、そして実際の使用感について確認していこう。
薄型/軽量ながらも剛性をしっかり確保
Razer Joroの外観はフラットな薄型形状が特徴で、全体としてミニマルかつ洗練された印象を受ける。
ボディーサイズは約298(幅)×112(奥行き)×16.5(高さ)mm、重量は約374gと非常にコンパクトかつ軽量で、バッグに容易に収まる携帯性の高さを備えている。
ボディーは「5052アルミニウム合金」製のトップケースと、ABS樹脂製のボトムケースを組み合わせた構造で、薄型ながら剛性が高く、圧力をかけてもゆがみにくい。
軽量モデルでは、設置時の安定性に不安を覚えるかもしれない。しかし本製品の場合は、底面の四隅に配置された大型のゴム足がしっかりと支えるため、タイピング中に本体がずれることはなかった。
本製品には高さ調整のキックスタンドはないが、本体にわずかに付けられた傾斜のおかげで、自然にタイピングができる。本体下側の厚さは約10mmと非常に薄く、使用時にパームレストを使わずに自然なタイピングポジションを確保できる。
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