2026年のWindows 11は年2回更新へ──先行する「26H1」と本命「26H2」の複雑な関係:Windowsフロントライン(2/2 ページ)
MicrosoftはWindows 11において「年1回の大型アップデート」を基本方針としているが、2026年はそのサイクルが大きく変わる年になりそうだ。2026年前半に登場見込みの「26H1」と、後半の「26H2」の関係と、複雑化するアップデートの全体像を整理する。
Bromine(臭素)リリースの今後
現在、BRリリースの開発が行われているのはWindows Insider ProgramのCanary Channelで、その最新のものは本稿執筆時点で1月14日に提供が開始された「Build 28020.1371」だ。BetaWikiによれば「28020.1371.br_release_svc_betaflt_prod1.251216-1420」の正式名称となる。
一方で、現行バージョンであるGermaniumリリース(以後GEリリース)の開発が続いていたDev ChannelとBeta Channelは、1月9日に“一定のマイルストーン”に達したと呼べる発表が行われており、「Build 26220.7535」が提供されたタイミングで「BetaとDevの2つのチャネルを再インストールなしで移動可能」と説明されている。
つまり、2カ月間ほどビルド番号が同じ状態で併存していた両チャネルが分岐するタイミングが到来したということであり、実際に1月16日にはBeta Channelに「Build 26220.7653」が配信されており、両チャネルの移行はこの時点で終了した。
これが意味するのは、Dev Channelは間もなくCanary Channelから受け継ぐ形で「BRリリースの開発検証を行うチャネル」へと移行することになる。
26H1の変更内容をどこまで受け継ぐかは不明だが、今夏くらいまではDev Channelを中心に26H2の変更内容が配信ビルドに含まれることになる。Beta Channelについても、現行の25H2でのアップデートなど必要な検証がある程度進んだ段階で、Dev Channel同様にGEリリースからBRリリースの開発検証チャネルに移行することになるだろう。
新機能や各種変更はBeta ChannelからDev Channelへと反映されるケースもあるが、BRリリースについて気になる人は、しばらくDev Channelの動向をウォッチしているといいかもしれない。
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