コラム
「VAIO SX14-R」の“ふるさと”見学記 ノジマグループ参画後も進化が続く“物作り”(3/4 ページ)
VAIOのハイエンドモデルは、長野県安曇野市にある「安曇野本社」で生産されている。開発拠点でもある同地を見学する機会があったので、その様子を紹介する。
インスペクションゾーン
そして完成検査を行うインスペクションゾーンでは、専用設備による「自動検査」と、社内認定制度をクリアした専任検査員による「官能検査」を組み合わせており、ちょっとした違和感も見逃さない検査体制を敷いている。
担当者は「操作したときに、PCはちょっとした違和感でも気になることがある。1と0で判断できるような所は機械が自動的に判断するが、感覚が重視される部分は専任検査員による鋭い感覚を元にした検査を取り入れている」と説明する。
専任検査員はスキル確認を毎日実施しており、画面検査の場合は始業前にPCに表示される10問の試験に合格しないと作業に従事できない仕組みとなっている。試験内容は「パネル上不良箇所があるのか」「不良箇所がある場合はどこにあるのか」を答えるものになっている。不良箇所が必ず表示されるわけではなく、複数の不良箇所が同時に表示されることもあるなど、試験内容は厳しい。
さらに、検査工程では専任検査員だけが作業を行えるように「インターロックシステム」を採用しており、認定されていない作業者は官能検査を行うことができない。
ロボットによる外観検査は「FCC(ファイナルコンディションチェック)」と呼ばれており、さまざまな角度から自動で検査を行う
パッキングゾーン
インスペクションゾーンを通過した完成品は、パッキングゾーンで梱包されて出荷される。
なお、「VAIO Vision+ 14」についても、上記とおおむね同様のプロセスで生産されている。
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