ファイルメーカーPro ユーザーの現場を探る
第6回 神戸女学院大学で、i-modeを使った蔵書管理・面談管理システムを構築(4/6)
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iモード用サイト作りは非常に簡単
川村先生は、学生が気軽に研究室の書籍や資料を借り出すことができるようなシステムを構築しています。先に挙げた書誌管理システムの中から貸し出すことができる資料が、このデータベースには収録されており、学生はウェブブラウザから検索することができます。これは、「川村文庫」と名付けられています。先生自身は、書店で書籍を購入するときに、既にあるものとのダブリがないように確認するために利用することもあります。
そのためには、iモードもしくはPalm (CLIE) を使って手もとで確認します。どちらにも、ファイルメーカー Mobileが使われています。前者はファイルメーカー Mobile for i-modeで、後者はファイルメーカー Mobile 2.1 for Palm OS and Pocket PC。川村先生はそのどちらも活用しているのです。
川村先生によれば、iモードページの作り方は非常に簡単だそうです。「ほとんど何も設定する必要がなく、使うレイアウト名だけ決めておけばいいんです。そのレイアウトで使われるフィールドをそのまま順番に表示するようになっていて、編集用、検索用のレイアウトを設定するだけですみました」という川村先生。「どういうふうに作ったか、ほとんど覚えていないくらい簡単でした」と笑います。
ファイルメーカー Mobile for i-modeで運用しているシステムのトップページ
「川村文庫」の初期画面
文献の概要が、この画面でわかる
川村研究室のiモードデータベースは、先生自宅のPower Mac G4 Cube上でファイルメーカー Mobile for i-modeを使って運用されている
[松尾公也, ITmedia]
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