アルカテル・ルーセント、LTE向けのフルIP化対応コアネットワークを発表
アルカテル・ルーセントは、LTEを導入する通信事業者向けのフルIP化対応コアネットワークを発表した。LTEだけでなく2Gや3Gなどの無線通信と固定通信を、1台のハードウェアで管理できる。
アルカテル・ルーセントはこのほど、LTEを導入する通信事業者向けにオールIP化に対応するEvolved Packet Core(EPC)を発表した。
このコアネットワークシステムは、ハードウェアとして同社のサービスルータ「7750 SR」を利用し、LTEのほかに2Gと3Gの通信をサポート。ソフトウェアモジュールとしてモビリティ制御機能であるMobility Management Entity(MME)とDynamic Service Controller(DSC)、Serving Gateway(SGW)とPacket Data Network(PDN)、Gatewayなどのサービスを提供する。1台のルータで有線および無線のネットワークを管理できるため、導入企業はコスト削減と簡素化、省スペースなどの恩恵を受けられるという。
7750 SRは260以上の通信事業者に3万台以上納入されており、今回発表されたEPCはこの実績をもとに開発。また同ソリューションで提供されるMMEは、同社の20年以上に渡るモビリティ管理の経験を生かした。
なおEPCを構成するすべての要素は、アルカテル・ルーセントのネットワーク/サービス管理システムである5620 Service Aware Manager(SAM)により管理が可能。また、同社のMobile Evolution Transport Architecture(META)と一体化することで、トランスポートおよびコアネットワークをオールIP化してLTEへスムーズに移行できるとしている。
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