中古ケータイ“次も買いたい”、理由は“安いから”
アイシェアが、中古ケータイに関する意識調査の結果を発表。中古ケータイ利用経験者の8割が、次の端末購入時にも検討する意向を示しており、その理由は“安いから”が最多となった。
アイシェアは4月23日、「中古携帯電話に関する意識調査」の結果を発表した。調査は4月3日から同8日まで、同社が提供する無料メール転送サービスCLUB BBQの会員を対象に実施したもので、有効回答数は397人。
同調査では、SIMカードを入れ替えることで中古携帯電話が使えることを提示し、中古携帯電話が販売されていることを知っているかどうかを聞いたところ、59.4%が「知っている」と回答した。男女別にみると、男性では「知っている」が62.6%と女性よりやや多く、年代別では20代が63.0%と最も認知率が高かった。
実際に中古携帯電話を購入した、あるいはもらったことがあるかという質問では、「購入したことがある」が6.8%、「もらったことがある」が4.5%、「(購入・譲渡)どちらもある」は0.5%という結果が得られた。購入経験者は合わせて7.3%、利用経験者は11.8%と少数派となっている。
購入経験者に、中古携帯電話をどこで購入したかを聞くと、89.7%が「ネットオークション」と回答。「インターネットのショップ」「店舗」で購入した人は数%にとどまった。また利用経験者に何かトラブルになったことがあるかを聞くと、「ある」と答えたのは8.5%で、その内容は「バッテリーがすぐ消耗する」「パスワードが分からない」「番号の抜き忘れ」などが挙げられた。
全員に新品よりも安価に購入することが可能であることを提示した上で、今後機種変更などのときに中古携帯電話を購入したいかを聞くと、「購入したい」は6.5%、「購入を検討したい」は28.0%と、合計で34.5%が購入に意欲を示した。利用経験者に限定すると、「購入したい」が27.7%、「購入を検討したい」が53.2%となり、80.9%が今後の購入を前向きに検討していることが分かった。
「購入したい」「購入を検討したい」と回答した人に、1番の理由を聞くと、「安く購入できるから」が73.7%と突出しており、ほかには「壊れたときなどにすぐ替えられるから」「生産終了機種が購入できるから」が10.9%、「エコになるから」が4.4%などの理由が挙がっている。女性と40代では「生産終了機種が購入できるから」、40代では「壊れたときなどにすぐ替えられるから」という回答が、全体に比べてやや多かった。
他方で「購入したくない」人に1番の理由を聞くと、最も多かったのは「中古が嫌だから」の43.8%。次いで「前の持ち主がはっきりしていないから」が23.1%、「古い機種しかないから」が11.5%と並んだ。その他の理由は数%で、「携帯電話を購入する予定がないから」とした人は10.4%だった。
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