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日本通信、新型インフルエンザ流行を踏まえ「非常時通信プラン」を提供
新型インフルエンザの流行などを受け、“いざというときの通信環境”を低コストで提供する法人向けデータ通信サービスを日本通信が始める。
MVNOサービスを展開する日本通信は9月10日、法人向けデータ通信サービス「I・Care3G」において、災害や感染症流行などの緊急時に特化したプラン「非常時通信用プラン」を16日から提供すると発表した。
同プランは、新型インフルエンザの流行により緊急時の在宅勤務環境に企業の関心が集まっていることを受けて追加されたもの。サービスの基本料と導入コストを極力抑えた特別プランとして提供する。
端末の購入後、最初の24カ月は基本料金が免除され、緊急時に利用した通信料のみが請求される。通信料はパケットではなく時間に応じて課金され、1分で20円。25カ月目からは、1回線あたり月額350円とユニバーサルサービス料が必要となる。導入時の事務手数料は1回線につき2500円(料金はいずれも税別)。
サービスに対応するデータ通信端末はZTE製のUSB型端末(MF636-BKIC)で、最大通信速度は下り7.2Mbps/上り2Mbps。価格は1万4760円で、一括払いのほか、月1230円の12回払い、月615円の24回払いも選択できる。
そのほか、ポートアクセス制限やIP接続制限、閉城網などのセキュリティもオプションとして用意する。また、I・Care3Gを導入済みの場合は、そのネットワーク環境の中でサービスを利用できる。
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