ニュース
中国移動とSymbian Foundationが協業
中国移動(China Mobile)とSymbian Foundationが、中国国内のモバイルエコシステムの強化とTD-SCDMA市場の普及促進を目的に協力することで合意した。
中国移動(China Mobile)とSymbian Foundationは9月14日、中国国内のモバイルエコシステムの強化とTD-SCDMA市場の普及促進を目的に、協力することで合意した。
中国移動は国内トップの4億9700万契約を擁し、31の省、自治区、直轄市でサービスを展開する通信キャリア。3GサービスをTD-SCDMA方式で展開しており、同キャリアが展開するアプリケーションストア「Mobile Market」にある2000種のアプリのうち、約半数以上がSymbianプラットフォームを使用しているという。
提携による施策として、開発者がMobile Marketにアプリを提出する際に行う「Symbian Signed テストサービス」をあらかじめ組み入れると発表。これにより開発者は、Symbianベースのアプリケーションのテストや署名、公開を一度に行えるようになる。Mobile Marketは、Symbian Foundationの新たなアプリケーション公開プログラム「Horizon」とも連携する予定だ。
Symbian Foundationは中国語のWebサイトを開設し、中国国内におけるSymbianプラットフォームの導入と普及促進を支援。業務は北京に開設する事務所を拠点に行う。
関連記事
- Symbian Foundation、初のオープンソースパッケージを公開
Symbian Foundationが「OS Security Package」で初めてクローズドなライセンスから初めてオープンソースライセンスへ移行した。 - 日本ケータイの世界再進出をサポート――Symbian Foundationのウィリアムズ氏
携帯電話向けプラットフォームの覇権争いが激化する中、Foundationを設立し、オープンソース化の道を選んだSymbian。新たな体制下でリリースされるSymbian OSは、日本の端末メーカーにどのような利益をもたらすのか。初代エグゼクティブ・ディレクターのリー・ウィリアムズ氏に聞いた。 - Symbian Foundation、日本オフィスをオープン
Symbian Foundationが、日本国内の活動拠点として「Symbian Foundation Japan」をオープン。日本のメンバー企業のサポートや開発コミュニティの活性化に向けた活動を行う。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.