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鉄道沿線のエリア設計と技術を検証――ウィルコムら4社、XGPの利用実験

ウィルコムら4社が、鉄道沿線のモバイル通信利用に向けた技術検証を実施。WILLCOM CORE XGPの通信エリア設計とサービス活用について検証した。

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 ウィルコム、阪神電気鉄道、アイテック阪急阪神、阪神ケーブルエンジニアリングの4社が、ウィルコムの高速モバイルデータ通信サービス「WILLCOM CORE XGP」を活用した共同実験を実施し、その成果を発表した。

 2009年10月から12月にかけて、地下を含む鉄道沿線の利用を重視した通信エリアの設計と、サービス提供に向けた技術検証を4社共同で実施。阪神本線の梅田−福島−野田区間にXGPネットワークを構築し、実験の対象となる区間の全域を移動しながら、高速のデータ通信が途切れずに実行できるかを検証した。

 検証は(1)ネットワークカメラライブ映像のリアルタイム伝送と録画(2)運行中の車内でのノートPCを使用した大容量データの送受信 の2種類に分けて実施。実験の結果、沿線をカバーするXGP無線ネットワークを効率的に構築できることや、有線ネットワークを使うことなく、高画質な動画を伝送できること、鉄道車両内で安定した高速モバイルデータ通信が可能なことなどが分かったという。

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実証実験のイメージ

 4社は今後、XGPエリアの構築に向けて協力するとともに、ライブカメラやデジタルサイネージなどの鉄道沿線を重視したサービスやソリューションの展開に向けた検討を進めるとしている。

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