機種変更時のこだわりポイント、トップは「通話・メール以外の機能の良さ」:調査リポート
アイシェアが、携帯電話の機種変更に関する意識調査の結果を発表。機種変更の際にこだわりたい点については、「通話・メール以外の機能の良さ」がトップとなった。
アイシェアは3月5日、携帯電話の機種変更に関する意識調査の結果を発表した。調査は2月15日から同18日まで、同社が提供する無料メール転送サービスCLUB BBQの会員を対照に実施したもので、有効回答数は509人。
回答者のうち、携帯電話を所有する473人に現端末の利用期間を聞くと、「6カ月未満」「6カ月以上1年未満」を合わせた「1年未満」が25.4%、「1年以上1年6カ月未満」「1年6カ月以上2年未満」を合わせた「1年以上2年未満」が28.5%、「2年以上」が46.1%だった。
機種変更の際に、現在利用している携帯電話と比較して最もこだわりたい点を聞くと、1位は「通話・メール以外の機能の良さ」で26.0%、2位は「デザインの良さ」で20.5%、3位は「本体価格の安さ」で15.2%となった。携帯電話の基本機能である「通話・メール機能の良さ」は、11.4%で4位だった。また「通話・メールができればよい(こだわらない)」は14.0%。
機種変更時に最もこだわりたい点を男女別で見ると、「通話・メール以外の機能の良さ」という回答は、男性では31.0%、女性では20.4%と、10ポイント以上の差が見られた。女性の回答率が男性よりも高かったのは、「本体価格の安さ」の18.1%、「通話・メール機能の良さ」の14.0%。
また、現在所持する携帯電話の利用期間で見ると、「2年以上」以外のすべての期間で「通話・メール以外の機能の良さ」「デザインの良さ」が上位2位を占めている。しかし「1年未満」の人では「本体価格の安さ」が18.3%、「1年以上2年未満」では「通話・メール機能の良さ」が16.3%で3位という違いが見られる。なお「2年以上」の人では「通話・メールができればよい(こだわらない)」が20.6%で、「デザインの良さ」に代わって2位となっている。
機種変更をしたいと思う機種が発売された場合、現在使用している携帯電話本体の支払いが途中でも機種変更をするかを聞くと、「支払いが終わるまで機種変更しない」人が72.7%と多数を占めており、女性では78.7%に達している。なお「機種変更をする」という人は4.7%と少数派で、「機種変更をすることもある」という人も22.6%に留まった。
特に割引がない状態で機種変更をする場合、検討しやすい本体価格について聞くと、「1万円未満」が39.5%で最多。「1万円以上2万円未満」の31.3%とあわせて「2万円未満」が70.8%を占める。「2万円以上3万円未満」は15.9%、「3万円以上4万円未満」は3.4%、「4万円以上5万円未満」は0.6%、「5万円以上」は0.2%となり、「3万円以上」という回答は合計しても4.2%と少なく、「価格にはこだわらない」も9.1%に留まった。
男女別で見ると、「2万円未満」は女性で77.8%、男性で64.7%と10ポイント以上の差があり、「価格にはこだわらない」は男性が13.1%、女性が4.5%と大きな差が見られた。
関連記事
- ケータイの買い替えサイクル長期化――2010年度には3.6年に
新料金プランの導入に伴う端末価格の上昇から、長期化傾向が続く携帯電話の買い替えサイクル。MM総研の調査によると、2010年度には3.6年まで長期化する見込みだという。 - ケータイの新サービス、新技術に対する関心度の高さは
IMJモバイルが、モバイルの新サービスや新技術に関する意識調査の結果を発表。LTEについては、7割弱が「通信速度の向上に関心がある」と回答。機種変更で通信速度の速い端末を選ぶかどうかについては、8割弱が「月額利用料が変わらなければ選ぶ」と答えている。 - 番号ポータビリティ、メアドを継続できない点がハードルか
インターワイヤードのネットリサーチ部門「DIMSDRIVE」が、番号ポータビリティの利用に関する調査結果を発表。4割弱が「キャリア変更時のアドレス変更のお知らせが大変だった」と回答しており、5割弱が「メアドも継続できたらキャリア変更が気軽になる」としている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.