iPhone、iPod touch、Android携帯ユーザーのアプリ利用の実態は――AdMob調べ:調査リポート
モバイル広告ネットワーク大手のAdMobが、スマートフォンユーザーのアプリの利用動向に関する米国の調査結果を発表。デバイスに対する満足度はiPhoneユーザーが最も高く、スマートフォン利用者はKindleよりもiPadの購入に興味を示す人が多かった。
モバイル広告ネットワーク大手のAdMobは3月9日、iPhone、iPod touch、Android端末、webOS(Palm)端末のユーザーを対象に実施した、アプリの利用動向に関する米国の調査結果を発表した。
同調査によれば、AndroidおよびiPhoneのユーザーは1日あたり79〜80分、iPod touchユーザーは100分、WebOSユーザーは89分をアプリの利用に費やしている。またアプリのダウンロード数は、AndroidおよびiPhoneユーザーでは1カ月あたり9アプリ、iPod touchユーザーでは12アプリ、WebOSユーザーでは6アプリとなっており、iPod touchユーザーが突出していることが分かった。
1ユーザーあたりのアプリダウンロード料金は、iPod touchユーザーが11.39ドル、WebOSが9.55ドル、Androidが8.36ドル、iPhoneが8.18ドルで、iPhone/iPod touchユーザーのダウンロード料金はAndroidユーザーやWebOSユーザーの約2倍となった。これはAndroidおよびWebOSのアプリ料金の低さに起因している。
ユーザーのプロフィールにはデバイスごとに特徴が見られた。男性の比率はAndroidで73%、iPhoneで57%、iPod touchで54%、WebOSで58%となっており、またiPod touchユーザーの78%は25歳以下だった。
自分の利用しているデバイスを他の人にも勧めるかどうかについては、WebOSユーザーでは勧めると回答した人が69%であるのに対し、iPhoneでは91%、iPod touchでは88%、Androidでは84%が勧めると回答している。
なお、スマートフォン利用者では、AmazonのKindleよりもiPadの購入に興味を示す人がはるかに多く、特にWebOSユーザーの2倍、Androidユーザーの3倍のiPhoneユーザーがiPadの購入に意欲的であることが分かった。
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