KDDI、au向けスマートフォン「IS series」2機種を発表:AndroidスマートブックとWindows phone
auの新たなスマートフォン「IS series」2機種が登場。シャープ製のAndroid端末「IS01」と、東芝製のWindows phone「IS02」が、6月上旬以降に発売される。あわせて、IS seriesの新規契約者を対象に、2年間で最大2万6280円を割り引くキャンペーンも実施する。
KDDIが3月29日、auの新スマートフォン「IS series」2機種を発表。Android搭載スマートブック「IS01」とWindows phone「IS02」を、2010年6月上旬以降に発売する。
- →5インチ液晶搭載のシャープ製Android“スマートブック”――「IS01」
- →世界最薄のQWERTYキー搭載スライド型Windows phone――「IS02」
- →普通の携帯で「セカイカメラ」――KDDIと頓智ドットがAR事業で連携
- →au、Android端末向けポータル「au one Market」をオープン――「IS01」発売と同時に
- →auスマートフォン「IS series」のUIを疑似体験――スペシャルサイトオープン
シャープ製のIS01は、タッチパネル対応の5.0インチ液晶とQWERTYキーボードを搭載したスマートブック。ワンセグや赤外線通信に対応しているほか、8月下旬にはauのEメール(@ezweb.ne.jp)も利用可能になる。KDDIが提供する、Androidのアプリマーケット「au one Market」から「セカイカメラ」や「au one ナビウォーク」なども入手できる。
東芝製のIS02は、日本で初めてWindows Mobile 6.5.3を搭載したWindows phone。スライド型のQWERTYキーボード搭載機では世界最薄となる、厚さ約12.9ミリを実現。タッチパネル対応の4.1インチ有機ELディスプレイや、待受画面を自由にカスタマイズできる、東芝独自の「NX!UI」を採用している。
あわせて、KDDIはIS series向けのISPサービス「IS NET」を、発売と同時に開始する。ユーザーは月額315円でIS seriesのスマートフォンからインターネットに接続できるようになる。すでに「EZ WIN」を契約している場合、申し込みの必要はなく、自動的にIS NETに切り替わる。料金プランや割引サービスは従来のau端末と同様で、「ダブル定額スーパーライト」などのパケット定額サービスを利用した場合、上限額は5985円となる。
さらに、KDDIは2010年9月30日までにIS01やIS02を新規契約で購入したユーザーを対象としたキャンペーン「ISデビュー割」を実施。月々の料金から「プランEシンプル」(「誰でも割」契約時)の基本料金780円と、IS NETの月額315円の合計額に相当する1095円を24カ月間(最大計2万6280円)割り引く。プランEシンプルとIS NETを申し込まない場合でも、割り引きは適用される。なお、月々の利用料金が1095円未満の場合、利用金額分だけ割り引かれる。
今回発表されたIS01とIS02は、KDDIデザイニングスタジオ(東京・原宿)に3月31日から展示される。実機の展示はIS01が4月上旬以降、IS02が4月下旬以降となる。
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