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快晴なら4〜5時間で満充電――ドコモ、ソーラー充電器を開発
NTTドコモが太陽光で充電できるソーラー充電器を開発。発電量を最大化するMPPT技術を採用し、快晴時には4〜5時間で携帯電話が満充電になるという。
NTTドコモは、太陽光で充電できる携帯電話用ソーラー充電器「FOMA ecoソーラーパネル 01」を開発し、今夏(7月〜8月)をめどに発売すると発表した。同製品を利用することで、屋外や災害発生時、家庭やオフィスの窓際など、電源を得られないさまざまな場所での充電が可能になる。
FOMA ecoソーラーパネル 01はセイコーインスツル製のソーラー充電器で、携帯電話を満充電にするのにかかる時間は快晴下で4〜5時間、曇天下で3〜10時間、雨天下で30時間以上。高効率な充電を実現するために、発電量を最大化するMaximum PowerPoint Tracking(MPPT)技術を採用しており、同技術非搭載の場合に比べて1.3倍から1.5倍程度の発電量を期待できるという。
サイズは86×103×17ミリ(高さ×幅×厚み)、重さ約220グラム。対応機種は、FOMA外部接続端子非対応の端末を除くFOMA端末とFOMA 補助充電アダプタ 01。
項目 | 概要 |
---|---|
カラー | ホワイト |
サイズ | 86×103×17ミリ(高さ×幅×厚み) |
重さ | 約220グラム |
充電時間 | 約4.8時間(季節、日照条件、周囲温度などにより変動) |
太陽電池セル | 単結晶シリコン |
定格出力 | 1.22W |
定格電力 | 5.4V |
定格電流 | 約250mA |
出力端子 | FOMA端末用充電コネクタ |
設置角度調整 | 2段階調整可能 |
使用温度範囲 | 5℃から35℃ |
耐熱温度 | 約70℃ |
ケーブル長 | 約1.2メートル |
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