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NTTドコモ、冬商戦で電子書籍端末を発売:冬の“7機種のスマートフォン”の1つ
NTTドコモは、冬商戦に向けて7機種のスマートフォンを発売すると表明しているが、そのうちの1機種が電子書籍専用端末であることが分かった。「今年、あるいは来年早々に出したい」と同社の辻村副社長は話す。
NTTドコモは8月4日、大日本印刷とともに都内で会見を開き、両社が電子書籍事業で提携することを発表した。会見の場でNTTドコモの代表取締役副社長の辻村清行氏は、冬商戦で電子書籍専用端末を発売することを明かした。
ドコモは冬商戦で7機種のスマートフォンを発売することを発表しているが、そのうちの1機種として電子書籍端末をラインアップするという。「今年、あるいは来年早々に出したい」(辻村氏)。電子ペーパーを利用するかなど、端末の詳細についてはコメントを控えた。
ドコモと大日本印刷は今後、共同事業会社を設立して秋ごろにドコモユーザーに対する電子書店サービスを提供する考え。開始当初はスマートフォン向けにサービスを展開する。携帯電話やタブレット型端末など、マルチデバイスに順次対応させるとしている。
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