OESF、Androidトレーニングコースを拡充――産学共同研究の開発拠点も開設
OESFがAndroid技術者向けトレーニングに2つの新コースを追加。12月末には、Androidを利用したシステムの産学共同研究開発施設をオープンする。
組み込み機器へのAndroidの適用を推進するOpen Embedded Software Foundation(以下OESF)は11月25日、新たに2つのAndroidトレーニングコースを開発し、国内外で広く展開すると発表した。
OESFが2009年から実施しているAndroid技術者向けトレーニングに、新たにAndroidアプリの開発技術者向けとして、「Androidアプリケーション開発応用トレーニング」「Androidアプリケーション応用WebAPI開発トレーニング」の2コースを追加する。いずれも2日間のコースで、フランチャイジー・トレーニングパートナー各社で実施。講義はOESFの認定トレーナーが行う。
OESFはまた、Androidを利用したシステムの産学共同の研究開発施設として、「OESF Android Open Lab.」を東京・八王子に開設し、12月末から活動を開始すると発表した。
この施設は、技術者の育成や新たな発想のアプリケーション/サービスの開発を、教育機関、行政などと共同で推進する目的でオープンするもの。OESFの会員企業と大学、大学院、高等専門学校の研究室などが共同で、Androidをベースとしたスマートメディアのアプリケーション、サービス、ハードウェアを開発し、世界の研究機関との共同研究も予定している。
なお、学生や社会人向けのシステム開発教育、体験実習も予定しており、各種Android端末を揃えたテストセンターも順次開設する。
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