Androidユーザー、ツール系アプリの充実に期待 メディアインタラクティブ調べ:調査リポート
メディアインタラクティブがAndroidアプリの利用実態調査を実施。よく使われているのはゲームやニュース系のアプリで、今後の充実が期待されるのはセキュリティなどのツール系アプリだった。
メディアインタラクティブは2月7日、アンドロイドアプリに関する利用実態調査の結果を発表した。よく使うアプリとして挙がったのは、ニュースなどの情報系アプリやゲーム系アプリで、今後の充実を期待するのは「セキュリティなどのツール系アプリ」がトップとなった。
今回の調査によれば、Androidアプリをダウンロードしたことのあるユーザーは61.6%。ダウンロードしたアプリの数は、「1〜9個」(43.2%)が最多となり、以下「10〜19個」(30.8%)、「20〜39個」(14.9%)と続いた。60個以上ダウンロードしたユーザーを男女別に見ると、男性が4.1%であるのに対して女性が7.3%となり、女性は一度興味を持つと、積極的にダウンロードする傾向がみられた。
ダウンロードしたアプリの種類は、「ニュース・ブラウザなどの情報系アプリ」(72.1%)が最多で、以下「カメラ・画像・音楽・動画などのマルチメディア系アプリ」(61.7%)、「ゲーム系アプリ」(59.7%)、「時計・カレンダーなどのライフ系アプリ」(57.5%)と続き、ジャンルごとのダウンロード比率にさほど大きな差はみられなかった。
一方で、ダウンロードした中で頻繁に使用しているアプリについて聞くと、「ニュース・ブラウザなどの情報系アプリ」(48.4%)、「ゲーム系アプリ」(41.6%)が他のジャンルを大きく上回った。お勧めのアプリを聞くと、1位がシステム手帳アプリの「ジョルテ」、2位が「Skype」となった。
今後の充実を期待するアプリのジャンルは、「セキュリティなどのツール系アプリ」(38.6%)がトップ。2位が「ゲーム系アプリ」(33.4%)、3位が「カメラ・画像・音楽・動画などのマルチメディア系アプリ」(33.1%)だった。ほかにもビジネス用、料理系、学習系、健康系アプリなどの充実を期待する声が挙がっている。
欲しいアプリにいくらまで払えるかを聞くと、約半数が400円未満と回答。「今後、有料でアプリを利用したいとは思わない」という回答は11.0%だった。
なお、調査対象者の48.2%は、iPhoneアプリの利用経験もあると回答しており、両端末を比較した場合のAndroidアプリの充実度を聞くと、「充実している」という回答が46.3%、「充実していないと思う」が31.5%、「同じだと思う」が22.1%だった。
この調査は、メディアインタラクティブが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」で、Android端末を所有するユーザー500人を対象に1月25日から同28日まで実施した。
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