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ウィルコム、M2M向け超低消費電力PHSチップセットを開発
2400mA/3ボルトの電池3本で、待ち受け時間10年のM2M用装置も実現可能に――。ウィルコムが、M2M向けの超低消費電力PHSチップセットを開発する。
ウィルコムは、テレメタリングに利用する機器で長時間の待ち受けを可能にするPHSチップセットの開発に着手したことを明らかにした。エイビットの協力を得て開発するもので、2012年4月の商品化を目指す。
家電製品や自動車、自動販売機などへの通信機能の搭載が急速に進んでいることを受けて開発するもので、電力消費が課題で通信機能の搭載が難しかった機器にも対応できるPHSのチップセットを開発。待ち受け時と無線動作時の消費電流を削減し、ネットワーク側も最適化することで、電池(2400mA/3ボルト)3本で10年以上の待ち受けを可能にする装置を実現できるチップセットを開発する。
UIにはUARTとGPIOを採用しており、温度/湿度管理や水位計測、ウェザーステーション、位置情報端末、盗難警報・防犯装置、センサー/モニタリングなどへの利用が可能。テレメータリング推進協議会で標準化されたメーターの標準インタフェース「Uバス」にも対応しており、都市ガスやLPガス、水道のバッテリー駆動型超低消費電力型テレメタリング通信システムなどでも利用できるという。
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