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iPadによる障がい児学習支援の試みに34校が協力
ソフトバンクグループは、iPadで障がい児の学習を支援する事例研究プロジェクト「魔法のふでばこプロジェクト」の協力校を発表した。34校に計100台のiPadを1年間提供し、教育現場で活用してもらう。
ソフトバンクグループは4月21日、障がい児の学習支援にiPadを活用する事例研究プロジェクト「魔法のふでばこプロジェクト」に、34校の特別支援学校・学級が協力すると発表した。協力校には4月から3月末まで計100台のiPadを無償で貸し出す。
iPadには、会話補助用アプリ「Voice4u」(ボイスフォーユー)など、各協力校のニーズに合わせたアプリを搭載する。ソフトバンクモバイルが端末提供や通信面のサポートを行い、同社グループで教育事業を担うエデュアスがプロジェクト全体を運営する。
今後は協力校の事例をまとめ、保護者や教育関係者、社会福祉士を目指す学生などを対象に、セミナーやワークショップで紹介していく予定。
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