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「ネット利用、2時間以上増えた」――スマートフォンユーザーの4割超に調査リポート

NHN Japanが実施した調査で、スマートフォンユーザーのネット利用時間がフィーチャーフォン時代に比べて大幅に増えていることが分かった。

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 NHN Japanが実施した調査で、スマートフォンユーザーのネット利用時間がフィーチャーフォン時代に比べて大幅に増えていることが分かった。4割超が「ネットの利用時間が2時間以上増えた」と回答している。

 スマートフォンを選んだ理由について所有者に聞くと、全体では「新しいものに対する好奇心」が59.8%で最多となり、これに「スペックが高くPC代わりに使いたいから」が55.0%で続いた。20代の男女、30代の男女という4グループに分けて見ると、20代男性は見た目や周辺機器に「おしゃれなイメージ」があるからという回答が48.0%、30代女性では「スペックが高くPC代わりに使いたいから」という回答が65.0%と、他のグループに比べて高い傾向が見られた。

 スマートフォン所有者にスマートフォンの魅力について聞くと、全体では「外出先でネットを楽しめる」が66.6%、「アプリが充実している」が64.0%で上位を占めている。一般の携帯電話を利用していたときと比べ、スマートフォントの接触時間がどのように変化したかを聞くと、どのグループでも「大きく増えた(2時間以上)」という回答が最も多く、全体では42.2%。「増えた(1時間程度)」が全体で27.5%となり、これに続いた。

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スマートフォンの魅力
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ネット接触時間の変化

 スマートフォンの非所有者に、一般の携帯電話で行うことを聞くと、多く挙げられたのは「メール」で94.7%。第2位は「通話」で76.1%となった。男女年代別に見ると、20代女性のみ「Twitter、mixiなどのSNS」が36.0%と突出。また「調べもの(Web検索を利用)」という回答が60.0%と、男性や30代女性と比べて多い傾向が見られた。

 これに対して、スマートフォン利用者がスマートフォンでよく行うことに関しては、「メール」「調べもの(Web検索を利用)」がともに77.8%、「通話」が54.0%、「アプリをダウンロード」が59.3%など、一般の携帯電話の様に通話とメールに偏ることなく、さまざまな用途で使われている様子がうかがえる結果となった。特に20代女性では「ゲーム」が50.0%、「Twitter、mixiなどのSNS」が48.0%と、娯楽用途が他のグループと比較して多く挙げられている。

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携帯電話でよく利用する機能/サービス
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スマートフォンでよく利用する機能/サービス

 スマートフォン所有者に、よくダウンロードするアプリを聞くと、「カジュアルゲーム、RPGなどのゲーム系アプリ」が44.8%、「新聞、ニュースサイトなどのニュース系アプリ」が42.8%で上位を占めた。グループ別に見ると、20代女性は「ゲーム」が60%と他グループに比較して突出。男性は20代、30代ともに「メール・文書管理などのビジネス系アプリ」が46.0%で女性を10ポイント以上、上回った。男性はスマートフォンを「ツール」として、女性は「ライフスタイルの一部」として活用する傾向がみられた。

 スマートフォンの所有者、非所有者の双方に、スマートフォンを使いこなしている人に対するイメージを聞いたところ、スマートフォン所有者では「知的」が13.5%、「かっこいい」が14.0%、「仕事ができそう」が11.8%など、ポジティブなイメージが多かった。他方で非所有者は「トレンドに敏感」が30.8%で所有者の28.3%を上回り、「ミーハー」が15.5%で所有者の7.8%を上回るなど、若干スマートフォンユーザーに対する印象が異なることが明らかになった。


 この調査はNHN Japanが4月7日と8日の両日、20代から30代の社会人男女800人を対象に実施した。

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