スマートフォンでアルバイト探し、不満な点は:調査リポート
スマートフォンを使ったバイト探しには6割が満足しているが、サイト表示の問題に起因する不満点も挙がっている。
HRソリューションズが、アルバイト探しのスマートフォン/携帯活用に関する実態調査の結果を発表。スマートフォンを使ったバイト探しには6割が満足しているが、サイト表示の問題に起因する不満点も挙がっていることが分かった。
1000人のアンケート対象者のうち、アルバイト探しをしたことがある学生は857人。「アルバイト探しの主要手段として携帯電話(スマートフォンを含む)を利用していますか?」という質問では、「主に携帯(スマートフォンを含む)で探す」と回答した学生が11.4%、「携帯電話とその他の手段を併用(どちらもよく利用する)」が26.1%、「携帯電話とその他の手段を併用(主に携帯以外の手段で探す)」が32.7%。合わせて70.2%が携帯でアルバイト探しを行った経験があり、全体の37.6%が、携帯電話をバイト探しに積極的に利用していることが分かった。
アルバイト探しに携帯電話、スマートフォンを利用する理由について聞くと、「場所・時間を選ばず利用できる」という回答が70.2%で最多。これに「アルバイト情報を得るのに費用がかからない」が33.2%、「普段からインターネット接続には携帯がメインだから」が24.5%で続いた。携帯でのバイト探しを行う場所については、「通学中・移動中」が65.2%ともっとも多く、以下「自宅にいる時」が54.3%、「学校の休憩時間」が52.5%と並んでいる。
スマートフォンユーザーのうち、アルバイト探しの主要手段としてスマートフォンを利用している学生は44%。スマートフォンでのバイト探しに対する満足度は、「大変満足」が32.7%、「満足」が30.9%と、合わせて63.6%が満足していることが分かった。満足と回答している学生のコメントの多くは、「PCサイトをいつでもどこでも見られる」点を評価しているという。
これに対して、スマートフォンでのアルバイト探しで不満を感じている点に関しては、「一部のコンテンツ(Flashなど)を見ることができない」が54.5%、「画面サイズが小さく、文字も小さいため読みにくい」が40.0%、「(PC向けサイトを見る際)スクロールや拡大・縮小の操作を繰りかえさなくてはならない」が32.7%で上位を占め、いずれもスマートフォンでのサイト表示の問題に起因する内容となった。
調査は4月16日から同18日まで、2012年卒業予定の大学4年生、大学院2年生を対象に行ったもので、有効回答数は1000人。
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