Android端末を企業の内線電話に――エス・アンド・アイの「uniConnect II for Android」
エス・アンド・アイが、Android端末を内線電話として利用可能にする発信専用ダイヤラーアプリ「uniConnect II for Android」をリリースした。
エス・アンド・アイは、Android端末を内線電話として利用可能にする発信専用ダイヤラーアプリ「uniConnect II for Android」を発表した。アプリは8月29日からAndroid Marketを通じて無料で提供する。
uniConnectは、スマートフォンとCommuniGate Systemの統合型メッセージングツール「CommuniGate Pro」を組み合わせた企業向けユニファイドコミュニケーションシステム。uniConnect II for Androidは、2月に開発したiPhone向けuniConnect IIダイヤラーをAndroid端末向けに最適化したもので、NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイルのAndroid端末で利用できる。
uniConnect IIでは、エス・アンド・アイが提供する専用のIP-PBXと連動させることで、オフィスや外出先から会社の固定番号によるスマートフォンの発着信が可能になる。
通信キャリアのオプションサービスを利用せず、通話の保留や解除の操作を行えるほか、スマートフォンに着信した通話を他の電話に転送することも可能。スマートフォンの紛失時に、利用者自身がスマートフォンを初期化できる「セルフ・リモートワイプ」機能、留守番電話機能、メール、スケジュール、アドレス帳のデータ同期に対応するAirsync機能なども装備している。
7月21日時点の対応端末は、ドコモの「GALAXY S SC-02B」「MEDIAS N-04C」「REGZA Phone T-01C」「Xperia SO-01B」、auの「htc EVO WiMAX ISW11HT」(WiMAXでの接続が必須)、ソフトバンクモバイルの「GALAPAGOS 003SH」「HTC Desire X06HT」。他のAndroid端末や、今後発売される端末については、順次対応する予定。
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