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中Huawei、LTEの商用ネットワーク運用件数でトップに――GSA調べ
GSAの調査によると、中HuaweiがLTE商用ネットワークの運用件数でトップを獲得したという。僅差で追うEricssonとHuaweiの2社で、世界のLTE商用ネットワークシェアの8割超を占めるという。
ファーウェイ・ジャパンは1月18日、グローバル・モバイル・サプライヤ協会が発表したLTEに関する最新のリポート(Evolution to LTE Report)で、中HuaweiのLTE商用ネットワークの運用件数がトップになったことを明らかにした。
リポートは、49社の通信事業者が世界29カ国で展開するLTE商用ネットワークサービスの現状をまとめたもの。リポートではインフラメーカー各社のLTE商用ネットワークの運用件数について、Huaweiが23件、Ericssonが21件と報じている。なお、Nokia Siemens Networksは13件、Alcatel-Lucentは5件、Samsungは5件の運用実績があるという。
同リポートによると、LTEは欧州で急速に発展しており、24社の通信事業者が商用サービスを提供中。欧州のLTE市場シェアは約5割に達しており、Huaweiは欧州キャリアのDeutsche Telekom、Mobile TeleSystems、Telefonica、Telenor、TeliaSonera、Vodafoneらと提携し、商用ネットワークを構築している。なお、このエリアでは、EricssonとNokia Siemens Networksがそれぞれ8件の商用ネットワークを運用しており、北米については、6件のうち5件をEricssonが運用中としている。
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