BMW ALPINA B6 BiTurbo、ダイナミズムとエレガンスの調和(2/3 ページ)

» 2011年12月07日 12時33分 公開
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トランスミッション:才能あふれる8速オートマチック

 ZFとALPINAの共同開発によるスウィッチトロニック付8速スポーツオートマチックトランスミッションが1つの基準となっています。このトランスミッションを快適でスポーティーな特性を損なうことなく高性能エンジンと調和させるよう工夫されています。

 高いトルクと8速ギヤの組み合わせにより、オートマチックモードでは限りなく快適なシフトチェンジが可能となっています。それはわずかな音とタコメーターのダイナミックな動きでしか感じることはありません。

 スポーツモードではまったく別の顔を現し、躍動感あふれるスポーティな走りとなります。瞬間的に1気筒ずつ個別休止する革新的なシングルシリンダーステップダウン(EZA)により、高いトルクを維持しながら数ミリ秒単位のスムーズなシフトチェンジを実現されています。EZAが必要なトルクを低減しているのです。これまでの点火遅角に比べて明らかに迅速なシフトチェンジと排気ガスの低温化、燃料消費の最適化により効率が改善されています。

 マニュアルモードでは、ドライバーが希望のギヤを選択することができます。スウィッチトロニックボタンはステアリングの裏側に人間工学的に配置され、路面や交通状況に応じて任意で操作することができます。このシステムはギヤ数が多いため複数のシフトダウンもスムーズです。

 この万能なALPINAスウィッチトロニック付8速スポーツ・オートマチックは、どのような状況にも適応するシフト特性を備えています。エンジンとトランスミッションに最先端技術が巧みに融合され、B6 BiTurboは力強いパフォーマンスを発揮し、静止状態から時速100キロまでの加速タイムはわずか4.4秒(カブリオは4.5秒)、最高速度は時速320キロ(カブリオは時速317キロ)に達します。

チタン製エキゾースト:サラブレッド、素晴らしい音響、軽量化

 B6 BiTurboのエキゾーストには、モータースポーツ界で名声を得ていたAkrapovicとALPINAにより特に注力され、高強度チタンの軽量エキゾーストシステムが開発されました。これは「form follows function――形態は機能に従う――ルイス・サリヴァン(建築家)」に則り、サウンドとルックスだけでなくその技術的な精密さも魅力を放っています。

 そしてこれまでのステンレス製よりも45%の軽量化に成功しました。ALPINAとAkrapovicのエンジニアは、複雑な「パッケージング」にも拘らず、2×70ミリ(直径)のシステムを変更せずに絶妙な共同作業を成し遂げました。そのほかの細部にまでわたる設計により排気干渉も最低限に抑えられています。

 高性能エンジンとの共演により、このエキゾーストシステムは低く響きの良いサウンドスケープ(音景)を生み出します。また、力強くスポーティでありながら、インテリジェントに操作できるエキゾーストフラップのおかげでまったく騒々しくありません。ドライブエクスペリエンスボタンで素晴らしいサウンド効果を体験することができます。

 コンフォートおよびコンフォート+モードではエキゾーストフラップは閉じていますが、シフトモードに関係なく3000rpmから開きます。1速から2速でアクセルを強く踏むとフラップは開き、ダイナミックに加速した場合はエキゾーストから美しい響きのシンフォニーを引き出します。スポーツおよびスポーツ+モードでは、エキゾーストフラップはその走行性に合わせて常に開いています。

LTV どの角度から見ても美しいデザイン(画像をクリックすると拡大します)

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