ドイツ・ケルン家具メッセ、注目のデザイナーとブランド（1/3 ページ）

[本間美紀 ，エキサイトイズム]

エキサイトイズムとは？

「高い美意識と審美眼を持ち、本物を知った30代男性」に向けたライフスタイルのクオリティアップを提案する、インターネットメディアです。アート、デザイン、インテリアといった知的男性の好奇心、美意識に訴えるテーマを中心に情報発信しています。2002年11月スタート。

※この記事は、エキサイトイズムより転載しています。

　ドイツ・ケルンの国際家具見本市の勢いが止まらない。派手さや奇抜さはないが、実用的で美しい、良質の家具がそろい、大手ブランドや著名デザイナーも再び、ケルンに注目し始めている。

　2012年の展示された作品の中から、「インテリアイノベーションアワード」が選ばれ、期間中のイベント「ケルン・デザインナイト」で発表された。選定にはドイツデザインカウンシルが関わり、家具デザインの1つの指標となりつつある。会場には受賞者となったパトリシア・ウルキオラさんやコンスタンティン・グルチッチさんの姿もあった。

　地元ドイツのコンスタンティン・グルチッチさんの受賞作は、軽やかなスタッキングチェア（Flototto、ドイツ）。軽量で、掃除のときはアームをテーブルの天板に掛けておけるというもの。

　ウルキオラさんの受賞作は、B＆B（イタリア）から発表している「Husk」。ふっくらとした張りが、花のように、手のひらのように座る人を包む。ウルキオラさんらしいデザインだ。