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2年越しの六本木アートナイト、テーマは「アートでつくろう、日本の元気」

» 2012年03月21日 13時19分公開

[草野恵子，エキサイトイズム]

エキサイトイズムとは？

「高い美意識と審美眼を持ち、本物を知った30代男性」に向けたライフスタイルのクオリティアップを提案する、インターネットメディアです。アート、デザイン、インテリアといった知的男性の好奇心、美意識に訴えるテーマを中心に情報発信しています。2002年11月スタート。

※この記事は、エキサイトイズムより転載しています。

　電力問題、余震の大きさ、そして多くの被災者の方々の心情に鑑み、中止された2011年の「六本木アートナイト」。今年は2年ぶりに3月24日から25日の2日間にかけて開催される。六本木の広域をアートで彩る、年に一度のアートイベント。アート作品のみならず、デザイン、音楽、映像、パフォーマンスなど多彩なジャンルの作品が数多く展開する夢のような一夜がやってくる。

　今回のテーマは「アートでつくろう、日本の元気」、新作を発表する注目のアーティストは草間彌生さんだ。今年はテート・モダンをはじめ、欧米主要美術館で大規模な個展を巡回中の草間さん、大阪の国立国際美術館で開催中の個展も話題を呼んでいる。今回は『愛はとこしえ、未来は私のもの！』プロジェクトを、六本木ヒルズアリーナ、東京ミッドタウン、国立新美術館などのエリアで複数の作品を展開する予定だ。

　バルーンを用いた10メートルの新作「ヤヨイちゃん」、そのペットの「リンリン」は、六本木ヒルズアリーナで3月24日の17時56分ごろからお披露目される予定だ（～翌朝5時38分まで、25日は12時～18時）。さらに東京ミッドタウンの21_21 DESIGN SIGHT前では、大小の水玉模様の浮島が出現。国立新美術館には、草間さんの人気モチーフ品「カボチャ」の新作も登場する。六本木の各所で水玉模様が見られるチャンス、これを見逃す手はない。

Yayoi-chan, Ring-Ring,Dots Obsession（水玉脅迫）(c)YAYOI KUSAMA

(c)YAYOI KUSAMA

　草間さんと同じく六本木の広域にわたって作品を展開するのが、京都を拠点に活動するアーティスト集団「Antenna（アンテナ）」だ。日本の伝統文化から想起された御輿やお堂などをモチーフとしたさまざまな作品の展示、パフォーマンスを展開する。彼らのオリジナルキャラクター「JAPPY/ジャッピー」をモチーフに、各種神輿などが東京ミッドタウンなどに出没する予定だ。JAPPY/ジャッピーには、「JAPANをHAPPYにする」意味合いが込められている。

Antenna 六本木六世堂（完成イメージ）2012年

　翌朝6時までのオールナイト開館となるのは森美術館で、24日の24時～翌朝6時までは入館料が通常1500円のところ、1000円となる。また、これに合わせて六本木ヒルズの展望台もオールナイト開館。また国立新美術館、21_21 DESIGN SIGHTは24日の開館時間を22時まで延長、サントリー美術館は23時まで延長。六本木地区の各種ショップ・カフェ・レストランも営業時間を延長する予定だ。

　かなり多くのアート、パフォーマンスが同時進行する六本木アートナイト2012。できれば六本木エリアで配布されている六本木アートナイト2012 ガイドブックや公式サイトなどをチェックしながら、出かけることをオススメする。