第4戦SUGO、「MUGEN CR-Z GT」が登場：SUPER GT 2012（2/4 ページ）
無限 CR-Z GT、ポテンシャルの高さを見せる
GT300クラスで注目されたのは16号車 無限 CR-Z GT（武藤英紀／中嶋大祐）の参戦だ。デビュー戦だが予選1回目で7位となりスーパーラップに進出。スーパーラップでは9位となるが、ポテンシャルの高さを感じさせた。なお、ハイブリッド車としては31号車 apr HASEPRO PRIUS GT（新田守男／嵯峨宏紀）に続く参戦となる。
GT300クラスはポールポジションの33号車 HANKOOK PORSCHEの影山選手がトップをキープするが、ペースがやや遅めで9位までが数珠つなぎの展開となった。
15周目のヘアピンで8位を走る2号車 エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電の加藤選手が7位の87号車 JLOC ランボルギーニ GT3山西選手のインに飛び込むがラインを塞がれ2台は接触。2号車 エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電はピットに戻りリタイヤ、87号車 JLOC ランボルギーニ GT3は大きく順位を落とした。その後方を走っていた16号車 無限 CR-Z GTの武藤選手はアクシデントを避けたため上位陣に水を空けられてしまった。
6台となった上位陣の中で徐々に順位を上げたのは3号車 S Road NDDP GT-Rの千代選手。20周目に5位、27周目には4位、31周目には3位とポジションアップした。逆に順位を落としたのは序盤3位の好位置に付けていた31号車 apr HASEPRO PRIUS GTの新田選手。26周目に4位、27周目に5位に後退したところで早めのピットインを行い、嵯峨選手に交代し残り2／3の長いスティントを走りきる作戦を取った。
レースの折返しを前後して上位陣がピットイン。42周目まで引っ張った3号車 S Road NDDP GT-Rがピットインするとトップに立ったのは早々にピットインした後、ハイペースで走行を続けた31号車 apr HASEPRO PRIUS GTの嵯峨選手となった。
ピット時間を短縮するためにタイヤ2本交換作戦を取ったのは3号車 S Road NDDP GT-R、52号車 GREEN TEC & LEON SLS、88号車 マネパ ランボルギーニ GT3の3台。
その効果は大きく、31号車 apr HASEPRO PRIUS GTに続く2位には52号車 GREEN TEC & LEON SLS、3位は3号車 S Road NDDP GT-R、4位は88号車 マネパ ランボルギーニ GT3となった。ピットイン前にトップを走っていた33号車 HANKOOK PORSCHEは5位に後退した。
レース後半、圧倒的な速さを見せたのは3号車 S Road NDDP GT-Rの関口選手。51周目に2位に浮上し、57周目にはトップまで登りつめた。
トップの座を奪われた31号車 apr HASEPRO PRIUS GTは早めのピットインとピットアウト後のハイペースな走行が裏目と出たのか一気にペースダウン。ズルズルと順位を落としてしまった。
3号車 S Road NDDP GT-Rの関口選手は独走態勢を築き、終わってみれば2位に30秒もの差を付けてチェッカーを受け初優勝。2位は52号車 GREEN TEC & LEON SLS（竹内浩典／黒澤治樹）が入り初表彰台。3位は88号車 マネパ ランボルギーニ GT3（織戸学／青木孝行）が入った。
ドライバーズポイントで上位を争う911号車 エンドレス TAISAN 911（峰尾恭輔／横溝直輝）は5位ゴールし39ポイントでポイント1位を死守、11号車 GAINER DIXCEL R8 LMS（田中哲也／平中克幸）が6位、0号車 GSR 初音ミク BMW（谷口信輝／片岡龍也）が7位となりポイントは35ポイントで並んだ。
健闘を見せた31号車 apr HASEPRO PRIUS GT（新田守男／嵯峨宏紀）は8位、61号車 SUBARU BRZ R&D SPORT（山野哲也／佐々木孝太）は10位でポイントをゲット、デビュー戦となった16号車 無限 CR-Z GTは序盤健闘するもピット作業中にトラブルが発生し16位となった。
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