1940年東京生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業。文化的側面からクルマを斬る自動車評論家。輸入車がレアだった45年以上前に、「旅行に行くから」と言って借りた、父のノーマルのベンツでラリーに出場し、優勝したという、やんちゃな過去も。
※この記事は、LUXURY TVより転載しています。
今日は「BMW X6 M」のご紹介です。このクルマ、見るからにタフそうです。それもハンパじゃありません。ちょっと怖いくらいにタフそうです。
まずは、スペックをチェックしてみましょう。4.4リッターの32バルブV8の直噴ターボエンジンからは、BMW M社の手によって、555馬力、680ニュートンメートルが引き出されています。重量は2.3トンを超えるヘビー級ですが、このエンジンはまるで意に介しません。ちなみに、トランスミッションは6速ATです。
むろん、X6 Mは速いクルマです。しかも、そうとう高いポジションに座っているので、加速の速さはより強烈なインパクトで迫ってきます。でも、高さと速さの違和感に馴れてくるにつれて、心地よさがどんどん高まってきます。強烈に速くはあるけれども、その速さには荒々しさ、猛々しさといった表現は当たりません。
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